トランプ氏、同性婚を容認「最高裁で決着した。それで構わない」

アメリカ大統領に選出されたドナルド・トランプ氏は、CBSテレビのインタビューに答え、国内で同性婚が合法化されている現状を変更する意思がないことを明かした。

アメリカ大統領に選出されたドナルド・トランプ氏は、CBSテレビのインタビューに答え、国内で同性婚が合法化されている現状を変更する意思がないことを明かした。

10月30日、アメリカ・コロラド州の集会で「トランプのためのLGBT」と書かれたレインボーフラッグを持つトランプ氏

トランプ氏は、11月13日に放送されたニュース番組「60ミニッツ」の中で、「結婚の平等を支持するか?」と問われて以下のように話した。

すでに結論が出ているので、その質問は見当外れだ。それは法律だ。最高裁で結論が出て、決着済みということだ。だから、それで構わないと思う

アメリカの連邦最高裁判所は2015年6月、同性婚を憲法上の権利として認めるとする判断を示した。この判決により全米で同性婚が合法化されることになった。トランプ氏は以前は、同性婚は違憲だとして反対を表明していた。最高裁判決を覆すための判事指名を「真剣に検討する」とまで話していた

しかし、選挙戦が佳境に入ると軌道修正。2016年7月の共和党全国大会の演説では「自分が大統領になったら、LGBTの市民を憎しみに満ちた異質なイデオロギーによる暴力や抑圧から守るために何でもする」と訴えていた

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