高井研一郎さん死去 「総務部総務課山口六平太」の漫画家

漫画家の高井研一郎さんが11月14日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。
小学館

漫画家の高井研一郎(たかい・けんいちろう)さんが11月14日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。79歳。朝日新聞デジタルなどが伝えている。

1937年、長崎県佐世保市生まれ。県立佐世保商業高校を卒業後、上京して手塚治虫さんや赤塚不二夫さんの仕事を手伝った。赤塚不二夫さんの右腕として「おそ松くん」のチビ太などのキャラクター作りにも携わったという

1956年に雑誌「少女」の「リコちゃん」で漫画家としてデビュー。1986年から「総務部総務課山口六平太」の連載を雑誌「ビッグコミック」(小学館)で始めた。自動車会社を舞台にサラリーマンの悲哀を描いた作品はテレビドラマやアニメにもなり、30年近い長期連載となった。

スポニチによると、11月10日発売のビッグコミック掲載分で最後となる。30日には80巻目の単行本が発売されるという。

その他の作品に、武田鉄矢氏が原作の「プロゴルファー織部金次郎」や、漫画版「男はつらいよ」などがある。

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