世界が絶賛「日本の白いイチゴ、すごい!」

日本の白いイチゴ「初恋の香り」の画像がネットで話題だ。
A box of fresh, ripe pink strawberries on white wooden table.
A box of fresh, ripe pink strawberries on white wooden table.
Margarita Komine via Getty Images

Facebookに11月26日に投稿された、白いイチゴの画像が話題だ。

「日本には、内側も外側も真っ白で、種が赤い、『初恋の香り』というイチゴがあります」と書かれた投稿は、投稿から5時間経った午後6時半現在で、4500以上のいいねを獲得。「すごい!」「日本はたまにすごくユニークだよね」などのコメントが寄せられている。

もちろん「初恋の香り」は、日本に実在する。イチゴやサツマイモの苗を生産・販売する三好アグリテック(山梨県北杜市)が2009年に品種登録。白い見た目が酸っぱそうに見えるが、酸味は少なく甘みがある。

ニュースウォーカーによると、「初恋の香り」は突然変異で生まれたものだった。それを、毎回同じ白いものができるよう、また甘さと香りをそなえたイチゴにするために、改良を繰り返した。登録までに、20年の歳月を費やしたという

熟すとほんのりとピンクに色づく特徴が、初恋をした時の気持ちや頬がピンク色に染まるイメージと重なることから「初恋の香り」と名づけられた。贈答用などに人気で、ネット通販サイトでも販売されていることがある(ただし、良いお値段)。

なお、欧米では「パインベリー」という白いイチゴが有名だ。こちらは、南米原産で、なんとパイナップルの味がする。冒頭に投稿された写真も、実は、「初恋の香り」ではなくパインベリーだ。

「初恋の香り」は「パインベリー」より長細く、日本でよく売られているイチゴの形に近い。なお、日本の情報を発信する「ONLY in JAPAN」によると、日本には実に多数の白いイチゴが存在し、毎年のように新しい品種が登場するという。

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