これこそ「美しい太もも」。25人の女性たちが、自分の太ももをみせてくれました(画像集)

自分の太ももを一言で表現してみてください、と言われたらどんな言葉を選びますか?

自分の太ももを一言で表現してみてください、と言われたらどんな言葉を選びますか?「太い」?「正直」? 「魅力的」?

多くの女性たちが口にした言葉は「複雑」です。普段私たちは、雑誌や広告の写真で、修正されたモデルの美しい太ももを目にしています。そんな環境の中で、自分の太ももを100%愛するのは難しいことかもしれません。この「完璧」な太ももは手のこんだ修正なしでは存在しない、と頭でわかっていても、やっぱり自分の太ももにがっかりして「理想からほど遠い」と思ってしまうこともあります。

そんな考え方に真っ向から立ち向かいたい。そう思い、ハフィントンポストWomenは、25人の女性たちの太ももを撮影しました。モデルになってくれた人たちの年齢は20〜70歳。一人一人に、自分の太ももを表す言葉を選んでもらい、その言葉を選んだ理由を話してもらいました。

修正を一切加えていない25組の太もも写真集は、とても素晴らしく仕上がりました。

太い、細い、どちらでもない……太ももは様々です。写真の中の太ももには、大抵セルライトがあります。ここに写っているのはいわゆる「完璧」の基準は満たしていないかもしれない。だけど、とても美しい太ももです。

「美しい」
Damon Dahlen/Huffington Post
残念ながら、自分の太ももが好きだと感じたことはほとんどありません。でこぼこしているのは、セルライト、もしくは脂肪ともいわれる物体のせいです。年を経ると普通は足を隠すようになりますが、私は足を出すのが好きです。特に夏は足を出したい。居心地の悪い気分でショートパンツやミニスカート、それに水着を着たって楽しくありません。そんな時には、自分が健康で強いということを考えます。そして自分の太ももに向かってこう言います「あなたが私の太ももでいてくれて良かった」って。
「力がある」
Damon Dahlen/Huffington Post
私の太ももと私は、良い時も悪い時もずっと一緒に歩んできました。それがこの言葉を選んだ理由です。私の太ももが私をガッカリさせたことなんてありません。ほっそりしていた時もあれば、ぽっちゃりの時もあります。だけど太ももは、地に足をつけて生きる、という大切な役割を果たしてきました。前向かって共に動き、歩き、走り、踊ってきたんです。
「素晴らしい」
Damon Dahlen/Huffington Post
昔は自分の太ももを意識していました。太すぎると思っていたんです。だけど今はそんなことはありません。なぜなのか、理由はわかりません。年齢を重ねていくうちに、自分の体が好きになってきました。それはとても満足感のある、嬉しい気持ちです。
「たくましい」
Damon Dahlen/Huffington Post
たくさん肉割れがある自分の太ももを好きになれませんでした。だけど、数週間前にボーイフレンドにそのことを話すと「一体何のことを言ってるんだ?」と驚かれたんです。その言葉で気が付きました。自分の体に一番厳しい目を向けていたのは私自身だったって。\n
「パイ」
Damon Dahlen/Huffington Post
仕事上、一日中キッチンに立って、バターミルクや揚げたお菓子のことを考えています。私の太ももはもっと日差しを浴びた方がいい、と思うことはあるけれど、それ以外で太ももについて考えることはあまりありませんね。
「複雑」
Damon Dahlen/Huffington Post
大抵いつでも、自分の太ももが好きです。筋肉がついていて、頑丈な太ももです。時には、もっと細かったらな、とかこんなにぴったりドレスにフィットしなければいいのな、と思うこともあります。特にサイクリング用のショートパンツを着る夏にそう感じます。だけどそれ以外は、自分の太ももを気に入っています。
「役立つ」
Damon Dahlen/Huffington Post
私の太ももは、私のスポーツに対する情熱を内にも外にも体現しています。10代の頃は、筋肉のついた自分の太ももが好きではありませんでした。思春期の若者というのは、筋肉のついた体を嫌って自信をなくすか、とにかく筋肉をつけたがるかのどちらかです。だけど大学でラグビーを初めたとたん、私の太ももがチームの中で一番細いということに気が付きました。私は自分の太ももを誇りに思っていますが、ドレスやスキニージーンズを買う時は、太ももにがっかりしてしまうこともあります。だけど今、私とは全く正反対の長い足の女性と付き合い、彼女と一緒に住んで、正反対の体型をした人も体に対する不満を持っているんだ、ということを知りました。
「太い」
Damon Dahlen/Huffington Post
自分の太ももに満足しています。今まで嫌いになったことのない体の部分の一つです。だけど、太ももに対する気持ちは日々変わります。足が出る洋服を着る時は、セルライトが気になりますね。だけどそんな時は「まあしょうがない」と考えます。私の太ももは、私の生き方を象徴していると思います。私は走ったり、エアロバイクをしたりするのが好き。それに、チョコレートやチーズ、オリーブオイルをたっぷり浸したパンが大好きです。大好きな食べ物を諦めればセルライトはなくなるってわかっています。だけどセルライトは誰も傷つけたりしません。それより、自分の人生を楽しむことにしています。
「パワフル」
Damon Dahlen/Huffington Post
自分の太ももが大好きです。強くて何マイルも走ることができます。これまで自分の太ももを嫌いと感じたこともあったけれど(特に太ももの間の隙間が流行っていた時には)、ニッキー・ミナージュやビヨンセ、リアーナのおかげで、私は自分の太い太ももが好きになりました。他の人の太ももと交換したいなんて全く思いません。
「ストロング」
Damon Dahlen/Huffington Post
自分の体についての考え方が変わる上で、太ももは重要な役割をしてきました。高校2年生から3年生にかけて、とても細くて女の子らしかった私の太ももが、筋肉質のサッカー選手タイプに変わったことをよく覚えています。時間をかけて、太くて筋肉質な自分の太ももを好きになってきました。だけど、夏にショートパンツを着る時や、ビーチを水着で歩く時に太ももがすれてしまう時には、今でも太ももを意識してしまうこともあります。太ももの間の隙間なんて、私にはあり得ません。だけどスクワットの競争だったら負けません。時々、この太い足が私にとって何よりも大切だという考え方を保つのに苦労していますけど。
「ハッピー」
Damon Dahlen/Huffington Post
若い時は、自分を良くしなくちゃという考えに捕われていました。特に太い太ももを何とかしたくて、20年間ランニングを続けてました。その結果、足の筋肉がすっかり疲弊してしまいました。2年前、ランニング中に自分の足が疲れきっているということに気が付き、走るのを止めて歩いて家に帰りました。それ以来、走りたいという気持ちになったことはありません。今は、ヨガやウォーキング、ハイキングをして足を鍛えています。正直に言って、58歳の今の太ももが、28歳、38歳、48歳の時の太ももより好きです!
「正直」
Damon Dahlen/Huffington Post
これは、色々な体験をしてきた太ももです。長距離ランニングや、朝ご飯チョコレートを経験し、私の成長の基礎となってきました。これまで、自分の体に対する自信を失いそうになることもありました。そんな時、太ももは変化し、私の苦しみを映し出してきました。太ももに残る全ての痣や傷には、ストーリーがあります。自信を喪失したこともあったけれど、痣や傷を受け入れようと思えるようになりました。これまで、健康で、正直で、幸せに生きるよう心がけてきました。そんな私の体の他の部分と同じように、私は自分の太ももを誇りに思っています。
「魅力的」
Damon Dahlen/Huffington Post
これは、10歳の時からプロのバレエ団で活躍としてきた私を支えてくれた太ももです。この太もものおかげでバレエダンサーとしてやってこれたし、大学の奨学金も獲得できました。最近息子を産んだ時には、この太ももを強く握りしめました。何年もかけて、私の太ももは形や姿を変えてきました。だけど、太ももを誇りに思う気持ちが揺らぐことはありせん。それは口で言うより簡単なことではないけれど、なんだかんだ言っても、本当に素晴らしい太ももです。頑丈でセルライトがあるこの太ももは、一般的な「美しさの基準」は満たしていないかもしれない。だけど本当に素晴らしい、私にとっての全てなんです。大切なのはそれだけですね。
「頼れる」
Damon Dahlen/Huffington Post
よく日焼けして鍛えた太ももです。デニムのショートパンツを着ている時には誇らしく思えるけれど、普段は痣やセルライト、浮き出た血管が気になってしまいます。だけど、週末にダンスをするときには、太ももの強さを実感します。太もものおかげで、大好きな音楽がかかると、いつだってノンストップで踊れますから。
「太い」
Damon Dahlen/Huffington Post
私が生まれ育った文化では、曲線を描く体が美しいとされていました。だから、私は自分の太い太ももを気に入っています。太ももに対する気持ちは、運動をしているかしていないかで変わります。しばらく運動をしないとセルライトやたるみができて、嫌いになります。だけど運動を再開すると、強さを取り戻した太ももが、また大好きになります。今はその中間くらいかな。
「フェミニン」
Damon Dahlen/Huffington Post
太ももに対する私の気持ちは揺れ動いています。腹が立つ時もありますが、フェミニンな体型にしてくれていることを感謝する時もあります。太ももを一番好きになるのは「この太もものせいで私がどう見えるか」を考える時ではなく「何を可能にしてくれるか」を考える時です。自転車をこぐパワーをくれたり、難しいヨガのポーズをとる時に体をしっかり支えてくれたり、長距離を歩く力をくれたりします。魅力を忘れそうになる時もありますが、強さの源になってくれているこの太ももを、嫌いになることはできません。
「ソフト」
Damon Dahlen/Huffington Post
以前は、こんな太ももじゃショートパンツなんて絶対無理、と思っていました。一般的な美しさの基準を満たしていないことを、とても長い間気にしていました。年齢を重ねるごとに、自信をつけられるようにはなってきたけれど、今でも自分の太ももが美しいとはなかなか感じられません。だけど、その気持ちは少しずつ薄らいでいます。結局、この太ももは、私の個性なんです。世界中に連れて行ってくれました。毎日ベッドに運んでくれるのも、この太ももです。ランニングをした後に筋肉痛を感じるこの太もも、寒い冬にむだ毛の処理をしなくてもすべすべしているこの太ももが好きです。今はショートパンツを着た時にどう見えるかを気にするより、この太ももが私をどこに連れて行ってくれたか、これからどこに連れて行ってくれるのかを考えます。そうすると、太ももが誇らしく感じられます。
「デリケート」
Damon Dahlen/Huffington Post
子供の時、自分の太ももが細すぎると感じていました。アニメ「セーラームーン」を見た時、セーラー戦士たちの太ももの間には、隙間がないということに気付いたんですが、私は足はものすごく細くて、太ももの間には隙間があったので、自分の足がとても嫌いになりました。足の細さを隠すために、立ち方を工夫したこともありました。太ももの間の隙間なんてない方が美しくて、セクシーで、女性らしいと私は思っています。だから成長するにつれ、自分の太ももがどんどん好きになりました。\n
「足?」
Damon Dahlen/Huffington Post
自分の太もも、気に入っています。だけど正直にいえば、そんなに太ももについて考えることはありません。あるとすれば「よく考えずにいれたタトゥーを隠した方がいい?」ということくらいかな。\n
「長い」
Damon Dahlen/Huffington Post
自分の太ももに対して、好きな気持ちと嫌いな気持ちが入り交じった、複雑な感情を抱えてきました。若い時には、太ももは一番嫌いな部分だったと思います。特に、右足の太ももにある痣が嫌でした。大人になった後では、素敵な太ももだと感じる時もあれば、反対に自信を失う時もあります。だけど最近は、あるがままの体に自信を持てるようになってきました。そうしたら、太ももも好きになってきたんです!今私にとって太ももは、とても美しいと感じる部分の一つです。
「でこぼこ」
Damon Dahlen/Huffington Post
太ももは私にとって大きな意味のあるものです。自分の太ももにおおむね満足していますが、体の他の部分と違ってきれいに日焼けしないし、歳を重ねるにつれて、セルライトがついてでこぼこしてきました。この太ももを見られたら、実年齢より20歳年上に見られるんじゃないかとよく心配します。それに、歩く時にこんなに揺れなければいいのにとも思います。太ももがこすれあうのも嫌い。そんな太ももに劣等感を感じる時もあるけれど、この太ももがあったからこそ、私は外国に行ったり、大学院で学んだり、4年間で4つの州を渡り歩いたりできました。それに、初めてハーフマラソンを走った時にも、私を支えてくれました。その後何日間も筋肉がこわばってしまったけれど……。この太ももは私と一緒に人生を歩み、様々な出来事を乗り越えてきました。そんな太ももを、私は誇りに思っています。
「悪くはない」
Damon Dahlen/Huffington Post
私の体の中で、太ももは特に美しいものでもなければ、強調したい場所でもありません。だけど、運動したりや体を動したりする時に力の源になってくれていることを感謝しています。
「感謝」
Damon Dahlen/Huffington Post
私の太ももは、走ることもできるし、踊れるし、公共トイレでかがむこともできます。色々なことを可能にしてくれる太ももに感謝しているし、大好きです。だけど時々、自分が嘘をついているんじゃないかと感じる時もあります。それは、自分の遺伝子にも感謝しているから。私は、そんなに一生懸命運動しなくても、美しいと周りの人から思われる太ももの形を保つことができます。色々なことを可能にしてくれるから太ももが好きなのか、世の中の基準を満たしているから好きなのか、自分でもわかりません。
「ストロング」
Damon Dahlen/Huffington Post
自分の太ももが好きです。時々、複雑な気持ちになったり手厳しく評価したりすることもあります。そんな時は、モヤモヤした気持ちになります。だけど活動的で健康でいることで、他の人にどう見えるかではなく、この体が何を可能にしてくれるかに目を向けられます。
「支え」
Damon Dahlen/Huffington Post
体で一番気に入っている場所ではありません。だけどいいんです。エアロバイクをやっているおかげで、昔よりずっと強くなっています。

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