『この世界の片隅に』興行収入が10億円突破 上映も200館超える

片渕須直監督のアニメーション映画『この世界の片隅に』(公開中)が、12月31日(土)、1月1日(日)の興行で、約3万人を動員、約3700万円を上げ、映画動員ランキング(興行通信社調べ)で9位にランクインした。
こうの史代・双葉社 「この世界の片隅に」製作委員会

『この世界の片隅に』興収10億円突破 7日より拡大公開

年末年始を映画館で過ごしたカップルやファミリーは多かっただろう。魅力的な作品が並ぶ中、片渕須直監督のアニメーション映画『この世界の片隅に』(公開中)が、12月31日(土)、1月1日(日)の興行で、約3万人を動員、約3700万円を上げ、映画動員ランキング(興行通信社調べ)で9位にランクインした。11月12日の封切り時は63館での上映だったが、1月4日までに116館に拡大。きょう7日より新たに58館増え、累計200館を超える予定だ。

映画動員ランキングも、1週目=第10位→2週目=第10位→3週目=第6位→4週目=第4位→5週目=第7位→6週目=第10位→7週目=第10位→8週目=第9位と、トップ10内を8週連続キープ。1月4日までの累計動員は約75万人、累計興行収入も10億円を突破した。

戦時下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きる女性、すずを描いた本作は、アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、メキシコ、台湾、香港、タイなど、全世界18ヶ国でも上映が決定している。

片渕監督の地道なPR活動も続いており、「大ヒット御礼全国舞台挨拶行脚」でこれまでに訪れた場所は、都内のほかに北海道、岩手、宮城、富山、石川、静岡、滋賀、兵庫、大阪、京都、広島、山口など。今後は、7日=埼玉・川越スカラ座、8日=東京・キネカ大森、9日=神奈川・横須賀HUMAXシネマズ、14日=大分・大分シネマ5、1月15日=長崎・佐世保シネマボックス太陽、15日=佐賀・佐賀シアターシエマ、28日=京都・立誠シネマプロジェクト、と舞台あいさつの予定がぎっしり。

8日は東京・新宿ピカデリーで過去作品『マイマイ新子と千年の魔法』(2009年)の監督舞台あいさつ付き上映とのダブルヘッダー。28日は京都・京都みなみ会館で「片渕須直監督特集ナイト」などの関連イベントもある。

【関連記事】

注目記事