賭けマージャンの飯塚市長が辞職へ 「市の負のイメージが増す」

福岡県飯塚市の斉藤守史市長は、平日の日中に副市長とともに賭けマージャンをしていた問題を巡り、早期の事態収拾を図りたいとして、市長を辞職する意向を表明した。
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賭けマージャンをしていたことが問題となった福岡県飯塚市の斉藤守史市長(68)は1月11日、緊急の記者会見を開き、市政を混乱させた責任を取り、田中秀哲副市長(69)と共に1月31日で辞職する意向を明らかにした。

斉藤市長は同時に、市の公式サイトに、次のような「辞職に伴う市長コメント」を出した。

すべて私の不徳のいたすところであり、辞職に至った一番の理由は、これ以上市政を停滞させるわけにはいかず、1日も早く、この事態を収拾したいという思いから、私が身を引くことが一番の方法であると考え、本日、辞職願を提出いたしました。

このまま私が市長の職に留まることで飯塚市の負のイメージが増すことになれば、これまで市民の皆様と協働で築き上げてきたものまでもが水泡に帰す事態になりかねず、それだけは避けなければならないという思いで、辞職の決意を固めた次第です。

斉藤市長は、田中副市長と平日の日中に市庁舎を離れ、賭けマージャンを繰り返していたことが2016年12月に発覚。その後の記者会見で、「金を賭けなかったらマージャンをする人は減ってしまうだろう」などと賭けマージャンを肯定するかのような発言をした

これに対して、市民などから厳しい批判を受けたため、発言を撤回した。しかし、2017年1月4日には市民ら数十人が抗議のため市役所を訪れ職員ともみ合いになる騒動も発生。さらに、8日の成人式は「今回の不祥事による混乱を避けたい」として出席を自粛していた。

斉藤市長は同市の食品会社社長を経て、06年の市長選で初当選して現在3期目。任期は18年4月までだった。

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