トルコ銃乱射事件の実行犯か ウズベキスタン出身の男、39人殺害容疑で拘束

トルコ・イスタンブールで起きた銃乱射事件の容疑者としてウズベキスタン出身の男が拘束されました。
Reuters

1月始めにトルコの主要都市イスタンブールにあるナイトクラブで銃が乱射され、39人が死亡した事件で、トルコ当局が1月16日に実行犯とみられる男を拘束した。地元の国営通信や海外メディアなどが報じた。ハフィントポストUK版によると、男はウズベキスタン出身のアブドゥルガディル・マシャリポフ容疑者という。

トルコの国営アナトリア通信などによると、マシャリポフ容疑者は過激派組織「イスラム国」に所属。イスタンブール市内の潜伏先だった友人宅のアパートで、4歳の息子と一緒にいたところを拘束された。他にキルギス出身の男と女3人も拘束されたという。トルコ当局は、防犯カメラの映像などからマシャリポフ容疑者を特定し、顔写真をや動画を公開して行方を追っていた。

事件は1月1日未明に起き、外国人27人を含む計39人が死亡した。BBCは、事件の瞬間を捉えた防犯カメラの映像をサイト上で公開しており、実行犯が銃身の長い銃を持ち、店の入り口付近で発砲する様子が写っている。その後、走って店内に乱入し、客を無差別に発砲したという。

「イスラム国」は事件後に犯行声明を出し、トルコ軍によるシリア介入に対する報復だと表明。トルコ当局は、この事件に関わった疑いでこれまでに少なくとも35人を拘束している。被害にあったナイトクラブの店主は、CNNの取材に対し「本当にほっとした。犯人が自由に歩き回っている状態ではなくなって、遺族らも胸をなで下ろしているだろう」と話した。

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TURKEY-ATTACK/

イスタンブールで新年に銃乱射


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