日本海側を襲った寒波の影響で、福井県内の幹線道路などに設置されている発光ダイオード(LED)を使った信号機に雪が付着し、見えにくくなっている事例が相次いでいる。複数の信号機が「白信号」となっており、LEDがほとんど発熱しないため、雪が溶けずに残ってしまうことなどが原因とみられている。
福井新聞によると、LED信号機は、従来の電球型よりも発光部分の温度が低いため、付着した雪が残りやすく、全国的に問題となっているという。県内ではおわん型の透明カバーのついたタイプなどが使われており、1月23日にはカバー部分に雪が張り付き、見えにくくなる事例が多くみられたという。
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この報道を受け、Twitter上では「おわん型カバーだめだったか」などの声が上がった。
福井県警はハフィントンポストの電話取材に対し、県内のLED信号機は約3000台で、「これまでに信号機の着雪による事故や混乱などは確認されていない」と説明した。着雪の問題は、LED信号機を導入した2003年度以降毎年起きており、県警は除雪作業に追われている。今後の対策として、ヒーターの付いたLED信号機の導入なども視野に入れているという。
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福井県警の担当者は、「見えにくくなっているので、速度を落として安全に走行してほしい」と県民に向けて呼び掛けている。
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