ダルビッシュ選手の父も入国禁止か トランプ大統領令

「息子の元を訪れることができないかもしれない」との懸念が報じられている。
時事通信社

テロ対策として、アメリカのトランプ大統領は、1月27日、シリア難民や7カ国のイスラム教国からの入国を禁止する大統領令にサインした。この影響で、スポーツ界にも余波が広がっている。

SportsDayは、テキサス・レンジャーズに所属するダルビッシュ有選手の父親、ダルビッシュセファット・ファルサさんがイラン出身であるとして、「息子の元を訪れることができないかもしれない」との懸念を報じている。

一方で、1月28日にダルビッシュ選手は父親の渡航予定についてはわからないし、コメントもないとした。

2012年1月20日発行の雑誌「AERA」の記事などによると、ダルビッシュ選手はイランと日本の二重国籍だったが、北京オリンピックの予選を控えた2007年の秋、21歳の時点で日本国籍を選択した。ただし、イラン国籍が放棄できているかどうかについては記載がなかった。

レンジャーズの担当者はダルビッシュ選手本人についても、大統領令の影響がないかどうか再確認すると報じられている。レンジャーズの国外での活動としては、5月にトロント遠征が予定されているという。

ダルビッシュ有選手の父、ダルビッシュセファット・ファルサさん

別冊クラッセ」によると、ダルビッシュ有選手の父、ダルビッシュセファット・ファルサさんは、イラン・テヘラン出身。

プロサッカー選手を目指して17歳でフロリダの大学に留学中に、日本人の妻と出会った。当時はサッカー選手として米国フロリダ州代表として活躍したという。大学卒業後、1985年に来日した。

▼高校時代のダルビッシュ選手▼

高校時代のダルビッシュ有(画像)

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