最新著書のプレスリリースにあったO・ジャーメイン・シモンズ・シニア牧師の写真。
アメリカ・フロリダ州に住む既婚者の牧師が、子供がいる既婚女性と性行為をしているところが見つかって逮捕された。
警察の供述調書によると、フロリダ州タラハシーのヤコブ・チャペル・バプティスト教会に所属しているO・ジャーメイン・シモンズ・シニア牧師(36)は1月17日、クレイニシャ・スティーヴンズさんの自宅から裸で逃走した。結婚して7年になるクレイニシャさんの夫が、2人がベッドで寝ているのを見つけたからだ。
夫のベンジャミン・スティーヴンズさんは、ピストルを持って牧師を追いかけた。しかし、妻が警察を呼び、警察が柵の後ろに裸で隠れている牧師を先に発見した。
シモンズ牧師は、その数週間前、「ジャーナリズムは死んだ」と題した記事をブログに投稿した。彼は「現代のニュース報道は誠実さと高潔さを欠いている」と論じている。
「純潔で汚れのないジャーナリズムの死を嘆かざるを得ない」とシモンズ牧師は書いた。
シモンズ牧師はまた、2016年に著書『I Need A Man』を執筆している。プレスリリースで「斬新な視点で敬虔な人間でいること、そして導きを与えること」が書かれていると宣伝していた。
O・ジャーメイン・シモンズ・シニア牧師の最新著書。
タラハシー警察の供述調書によると、クレイニシャさんが通報してシモンズ牧師の不倫が発覚した。夫のベンジャミンさんが、長女の寝室で妻と牧師が性行為をしているところを目撃し、シモンズ牧師を追いかけて外へ出た後、クレイニシャさんは「夫が小型の拳銃を手にしている」と警官に伝えた。
警察の調書によると、ベンジャミンさんは「2人とも撃ち殺してやる」と言ったという。
警官が現場に到着したとき、ベンジャミンさんはどこにも見当たらなかった。警察は、近くにある柵の後ろに隠れている牧師を発見した。
シモンズ牧師はその日、「教会の用事」でクレイニシャさんを訪ねた、と警官に供述した。いろいろあって、話しているうちに「不適切な展開になった」という。
クレイニシャさんは、夫と一緒にシモンズ牧師の教会に通っていた。彼女は、シモンズ牧師と性行為をしたことを認め「夫に見つかると牧師はあわてて逃げた」と語った。警察によると、彼女は「夫は彼女を撃つつもりだったが、2人の間には息子がいるから撃つのはやめたようだ」と話したという。
ベンジャミン・スティーヴンズさんを追跡した警察は最終的に、シモンズ牧師の衣服と財布、車の鍵を握りしめている彼を発見した。
この事件で、法的な罪に問われた人はいなかった。タラハシー警察署の広報担当者デイヴィッド・ノースウェイ氏はハフィントンポストUS版に「レイニシャさんとシモンズ牧師はいずれも罪には問われない」と語った。
不倫騒動後の日曜日に信徒に謝罪するシモンズ牧師。
「信者の方にお願いしたいのは、祈りと赦しです」と、シモンズ牧師は語った。1月22日の動画によると、彼は以前、小学校教師をしていたが、現在は結婚して子供が1人いるという。
シモンズ牧師は、牧師を辞めるつもりはない、と話した。
「私はすでに神から望むもの受け取っています。それは、赦しです」と、シモンズ牧師は動画の中で語った。「もし私が説教をやめたら、神が私に与えた使命をここでやめたら、どうなるでしょう。前提として、そもそも私には神の教えを説く資格があるのです。過去は忘れ、前に進みましょう」
ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。
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