TBS「体育会TV」でのジャンポケ太田レスリング「日本代表選出」の一部報道、マスターズ連盟が訂正求める

ジャンポケの太田博久が「全日本マスターズレスリング選手権」で優勝したことを巡り、当該連盟は「一部報道によりネット上などで誤った情報、また不正確な情報が掲載されている」との文書を出した。
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お笑いトリオ「ジャングルポケット」の太田博久(33)が「全日本マスターズレスリング選手権」で優勝したことを巡り、全日本マスターズレスリング連盟は2月24日、「一部報道によりネット上などで誤った情報、また不正確な情報が配信、掲載されており、以下の通り見解を発表するとともに訂正致します」との文書をサイトに公開した。

連盟関係者によると、問題となっているのは18日に放送されたTBS系「炎の体育会TV」。「快挙!春日レスリング部ジャンポケ太田が日本代表決定SP」とのタイトルで、太田は1月に開かれた全日本マスターズレスリング選手権大会で、30歳以上かつ社会人から競技を始めた選手の区分「フレッシュマンズの部」58キロ級で優勝した。

大会には、太田とオードリーの春日俊彰(38)も出場。番組は始めに2人を紹介した後、続けて連盟の吉田義勝会長が「3位以内に入れる成績を残していただければ、世界大会に推薦も可能だと思います」とコメントしている姿を放送。その後、ナレーションで「マスターズ日本代表に選ばれるためには、準決勝進出、3位以内が絶対条件となる」と説明した。

また、番組終盤で太田が優勝を決めた後、「次は世界の舞台で、夫婦そろって最高の笑顔を見せて下さい」とのナレーションが流れた。さらに、太田自身は「58キロ級のチャンピオンになりたいと思うので、頑張りたいと思います」と話した。春日は1回戦でテクニカルフォール負けをした。

この番組を受けて、サンスポが18日に「ジャンポケ太田、レスリングで日本一! マスターズ世界大会にも出場へ」と報じるなど一部メディアが太田はマスターズ世界大会に出場することが決定したように報じた。またスポニチは同日、「今年行われる国際大会に日本代表として出場することが決定した」と報じた。

しかし連盟は文書などで、2017年10月にブルガリアで開かれる世界ベテランズレスリング選手権に出場できるのは35歳以上のため太田は出場資格を満たしておらず、「日本代表に決定された事実はない」と指摘。ただし「今後、連盟の海外遠征メンバーに選出される可能性などはある」と説明している。連盟は、文書では放送局名や番組名、また番組が示す具体的な国際大会名は明示していない。

また連盟は「某番組内で当連盟吉田義勝会長が日本代表への推薦に言及した場面が放映されましたが、これは対象年齢以上である春日俊彰選手に対してのコメントであり、対象年齢でない太田博久選選手についてのコメントではありません」との談話を出した。

TBS広報部は28日、ハフィントンポストの取材に対し、ファクスで「全日本マスターズレスリング連盟の見解は、一部ネット上で『太田氏がベテランズ選手権の日本代表に選ばれた』との誤った情報が流れたことに対するものとうかがっております。番組ではそのような表現はしておりません」と回答した。

太田は柔道では高校時代に男子60キロ級で愛知県で優勝するほどの実力者だった。しかしレスリングは初めてで、2016年8月からトレーニングを始めた。

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