
生理は世界中で約半分の人が経験する、自然な現象。
それにも関わらず、残念ながら生理は多くの国でいまだにタブー視されている。
タンポンやナプキンがバッグから転がり落ちて慌てて隠した、という経験をしたことがある人もいるかもしれない。
生理が原因で教育や医療サービスを受けられない女性たちもいる。

生理は「恥ずかしいもの」だという誤解や偏見は、世界中で生理にまつわる間違った神話も生んでいる。
女性の健康管理アプリ「Clue」が世界中のユーザーに、生理についてどんな間違った神話を聞いたことがあるか尋ねたところ、驚くような誤解がたくさん集まった。
中には「生理中に花に触れると枯れる」と言われている国も。集まった中から、32個の「生理にまつわる世界の誤解」を紹介しよう。
■ イギリス・アメリカ
・タンポンを使うと、処女膜が破れてしまい純潔を失う。
・生理中はお風呂に入っちゃダメ
・初潮を迎えるまで、パーマをかけてはいけない
・生理前と生理中に野菜にふれると、その野菜はうまくピクルスにならず、腐ってしまう。
■ アメリカ
・キャンプに行ってはいけない。遠くにいる熊が、においに引き寄せられてくる。

■ ネパール
・生理中は、誰とも接してはいけない。
■ イスラエル
・生理中にシャワーでお湯を浴びると、出血の量が多くなる
■ コロンビア
・冷たい飲み物を飲んだら、生理痛がひどくなるから飲んではいけない
・髪を洗ったり、切ったりしてはいけない
■ ポーランド
・生理中にセックスをすると、相手が死ぬ

■ ルーマニア
・花にふれると、すぐに枯れてしまう
■ マレーシア
・ナプキンは洗ってから捨てなければいけない。そうしないとお化けがやってくる
■ インド
・キッチンに入ってはいけないし、他の人のために料理をしてもいけない
・礼拝所に入ってはいけない
・お祈りを捧げる場所には、髪を洗った後、もしくは生理4日目以降しか入ってはいけない
・生理初日は、体を清めるために必ず髪を洗わなければいけない
■ メキシコ
・子宮を守るために、激しいリズムのダンスを踊ってはいけない
■ ドミニカ共和国
・マニキュアを塗ってはいけない。髪を洗ってはいけない。レモネードを飲んではいけない。
■ ブラジル
・髪を洗ってはいけない
・裸足で歩くと、生理痛になる
■ アルゼンチン
・クリームを泡立ててはいけない。固まってしまう。
・お風呂に入ると、生理が止まってしまって体に悪い。
■ フィリピン
・初潮を迎えたら、きれいな肌を保つために、一番最初の月経血で顔を洗わなければいけない。
■ イタリア
・パンの生地が膨らまなくなる
・植物に触ってはいけない
・ビーチやプールに行ってはいけない
■ フランス
・マヨネーズをつくってはいけない。固まってしまう。
■ 日本
・生理中は味がわからないので寿司を握ってはいけない。

■ 台湾
・シャワーの後、髪をドライヤーできちんと乾かさなければいけない。
■ ベネズエラ
・ビキニラインのむだ毛を剃ってはいけない、肌が黒ずむ
■ ボリビア
・赤ちゃんを抱くと病気になるので、抱いてはいけない。
以上が32の誤解。うーん……。
ハフィントンポストUK版に掲載された記事を翻訳しました。
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