森友学園が反論 「鴻池事務所の文書は捏造」「嫌悪感しか感じない」

「会見の内容自体に時系列の矛盾や合理性を欠くものを含む」

大阪の学校法人「森友学園」から、国有地の取得を巡って「現金のようなものを差し出された」と鴻池祥肇・元防災担当相が明らかにした問題

森友学園は3月3日、公式サイトで反論した。

それによると、鴻池氏の説明は「会見の内容自体に時系列の矛盾や合理性を欠くものを含む」ものであり、参院予算委員会で取り上げられた文書については「事後的に捏造された文書で、献金や寄付を強要していた事実を揉み消そうとする態度には嫌悪感しか感じません」と、鴻池氏を批判している。

弊法人の見解を示すまでもなく、会見の内容自体に時系列の矛盾や合理性を欠くものを含むものであり、既に多くの方にその点を指摘していただいております。

事後的に捏造された文書で、献金や寄付を強要していた事実を揉み消そうとする態度には嫌悪感しか感じませんが、既に入学を決め、入学を心待ちにしている生徒のために、今は反論を控え、適切に認可がおりるのを待つことにします。

弊法人もこれまでの報道などの批判を踏まえ、改善すべきは改善し、開校の準備を進めておりますので、ご支援の程何卒よろしくお願い申し上げます。

鴻池議員の会見について|新着情報|瑞穂の國記念小學院より 2017/03/03)

鴻池氏は3月1日夜の記者会見で、森友学園の籠池泰典理事長夫妻から2014年3月に訪問を受け、「紙に入ったものを『これでお願いします』と言った。おばはんのほうが」「一瞬で『金だ』とわかった。だからそれを取って、『無礼者』と言った」と明らかにしていた。

一方、森友学園の代理人弁護士は朝日新聞に対し「鴻池氏に渡そうとしたのは現金ではなく商品券。国有地の件とは関係なく、日頃からお世話になっているあいさつの意味だった。政治献金は、鴻池氏側から強くお願いされたから2回寄付した」と説明している

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