稲田朋美防衛相「2年前には会っていない」 籠池理事長の主張に反論【森友学園】

稲田朋美防衛大臣が、「2年ほど前にあった」とする籠池理事長と発言を否定しました。

稲田朋美防衛相は3月10日、森友学園の籠池泰典理事長との面識について、ここ10年は会ったことがないと改めて主張した。

衆院安全保障委員会で後藤祐一議員(民進)の質問に答えた。

籠池氏が、8日に公開した動画の中で述べた「2年前ほど前に会った」とする発言を否定する形だ。面会時期について、双方の言い分が分かれている。

問題の発端は、3月8日の参議院予算委員会。福島瑞穂議員(社民)が、森友学園が運営する塚本幼稚園の話題に触れ、稲田氏と籠池氏と関係について問いただした。すると稲田氏は、籠池氏が過去に自身のパーティーに参加したことを認めた上で、「面識はあるが、ここ10年ぐらいはお会いしたことも、お話ししたこともありません」と答弁した。

一方籠池氏は同じ日、「本人緊急配信」と題した動画をYoutube上に投稿した。その中で、自分のことを全然知らないと発言した国会議員との関係について、「2年前ほど前かに、お会いしたことが僕はあるんじゃないかな思います。ある『特定の会』の中で」と言及。

続けて、「そういうことを言わないというのはおかしい」と批判した。この国会議員とは、稲田氏をさしているとみられる。

この動画を受け、後藤祐一議員(民進)が10日の衆院安全保障委員会で、籠池氏の発言について質問。稲田氏は、動画を見ていないと話した後、「2年ほど前に会っていません」と、籠池氏の主張を否定した。

稲田氏は、どのような場だったかと問われても、「私の記憶ではお会いしたことはございません」「ここ10年ほど、お話しした記憶はありません」などと繰り返した。

後藤氏がさらに、どんなやりとりがあったのかと尋ねたが、「関係は、私にはない。断っている」と返した。

■関連画像集「森友学園」


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