「サイレンスタクシー」運転手の会話は必要? 声かけ控える車両がスタート

京都の「都タクシー」が、乗務員からの声掛けを控える「サイレンスタクシー」の試験運行を始めた。
都タクシー

京都の「都タクシー」が3月21日、乗務員からの声掛けを控える「サイレンスタクシー」の試験運行を始めた。行き先を聞いたり、緊急時の対応をしたりする以外は、乗客から話かけられない限り、乗務員からは声かけをしないというものだ。

都タクシーの担当者はハフィントンポストの取材に対し、導入のきっかけについて「これまで乗務員のなかには、京都の観光や歴史、お天気などについて話す人もいました。しかし、タクシーの空間はお客様のもの。仕事をしたり、考えごとをしたりしたい方もいらっしゃると考え、導入に至りました。利用されたお客様からは『良かった』などの感想をいただいています」などと話した。

導入されるのは同社が保有する340台のうちの10台。助手席のヘッドレストの裏に試験運行中の旨を掲示をする。運転手は希望者の中から、会話量が少なくても相手が何を望んでいるのかを察する力がある、コミュニケーション能力が高い人が担当する。お客側から話しかければ、もちろん対応する。

サイレンスタクシー導入のニュースに対し、Twitterには「終電を逃したときは、話しかけられたくないかも」「観光地に行くと、ドライバーから思わぬ情報を貰えたりするから、話したい」など様々な意見が投稿されている。

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