伊藤博文さんのプロフィール削除 行方不明の静岡県警・刑事部長

4月10日から行方不明になっている静岡県警の刑事部長、伊藤博文(いとう・ひろふみ)さん(58)のプロフィールが、同県警の公式サイトから12日に削除された。

4月10日から行方不明になっている静岡県警の刑事部長、伊藤博文(いとう・ひろふみ)さんのプロフィールが、同県警の公式サイトから12日に削除された。

静岡県警の公式サイトに掲載されていた伊藤博文さんのプロフィール

NHKニュースによると、伊藤さんは職場から静岡市内の自宅に帰った後、10日午後9時ごろに、再び自宅を出てから連絡が途絶えた。自宅には携帯電話や財布が残されていたほか、車で出かけた様子もないことから、家族が捜索願いを出した。警察は60人態勢で行方を捜している。

伊藤さんは刑事部門のトップとして、暴力団など犯罪組織の壊滅・弱体化を担当する組織犯罪対策部門を率いていた。朝日新聞デジタルによると、静岡県警では事故などに遭った可能性もあると見て調べているという。

静岡県警は12日付で、石津裕士・刑事部参事官を事務代理に充てる人事異動を発令した

■「夕張メロンがおいしい」とふるさと自慢

伊藤さんは北海道夕張市出身。静岡県立新居高校を卒業後、静岡県警に採用された。同県警の公式サイトの採用情報コーナー「輝け!全国の星★」で、北海道代表として12日までに掲載されていた。ふるさと自慢は「夕張メロンがおいしい」。静岡県の好きなところは「マスクメロンがおいしい」と記し、メロン好きな一面をのぞかせていた。趣味はジョギングと登山だという。

静岡県警の警官を目指す受験生に向けて、以下のように半生を振り返っていた。

「私は、夕張市で生まれ育ちましたが、父が働く炭坑が閉山となったため、15歳のとき、静岡県に転居し、高校卒業と同時に警察官となりました」

「現在は、念願かなって暴力団など犯罪組織の壊滅・弱体化を担当する組織犯罪対策部門の一員に登用され、やりがいを感じながら充実した日々を送っています」

静岡県警広報課の担当者は、ハフィントンポストの取材に対して「公式サイトからプロフィールを削除した理由については、こちらでは把握していない」と話している。

関連記事

織田信福

幕末・明治の男たち。 写真で見ても胸アツすぎる(30選)

注目記事