「毎日のたまご」で117歳まで生きた 世界最高齢のイタリア人女性が死去

117歳のイタリア人女性エマ・モラーノさんが4月15日、亡くなった。
Emma Morano, thought to be the world's oldest person and the last to be born in the 1800s, sits on her bed during her 117th birthday in Verbania, northern Italy November 29, 2016. REUTERS/Alessandro Garofalo
Emma Morano, thought to be the world's oldest person and the last to be born in the 1800s, sits on her bed during her 117th birthday in Verbania, northern Italy November 29, 2016. REUTERS/Alessandro Garofalo
Alessandro Garofalo / Reuters

世界最高齢で117歳のイタリア人女性エマ・モラーノさんが4月15日、亡くなった。1800年代生まれで生存していた最後の1人とされていた。

BBCによると、モラーノさんは1899年11月29日、イタリア北西部のピエモンテ州に生まれた。

75歳まで繊維業の仕事をしており、ベルバニア町の自宅で息を引き取ったと、NHKが報じた。

モラーノさんは、数カ月年上のアメリカ人女性のスザンナ・ジョーンズさんが2016年5月死去したことに伴って、ギネス認定の世界最高齢となった。

老年学研究者団体「ジェロントロジー・リサーチ・グループ(GRG)」によると、モラーノさんが死去したことで、次の世界最高齢は、1900年生まれのジャマイカ人の女性になる。

■長生きの秘訣は遺伝や卵

モラーノさんは、長生きの秘訣について、遺伝や毎日卵を食べることを挙げていた

長寿の家庭に生まれ、母親は91歳まで生存し、100歳以上生きた妹も何人かいた。その中でも、モラーノさんはだれよりも長生きだった。

毎日欠かさず卵を食べ続けたことも、長寿の秘訣だったようだ。病気がちだった幼いころに、医者に卵を勧められのがきっかけに、食べ始めたという。

モラーノさんは生前、AFP通信のインタビューに「毎日卵2つとクッキーを食べている。私は歯がないので、たくさん食べることができない」と話していた。

モラーノさんは、夫に暴力を振るわれるなど不遇な時代もあったが、30代後半でその夫と決別。その後独身で過ごしたことを、長生きの理由の一つに挙げていることでも知られている

再婚はしておらず、「だれにも支配されたくない」とニューヨークタイムズの取材に答えていた。

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長寿の秘訣


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