ケンカをしても上手に仲直りできるカップル、7つのコツ

セラピストや心理学者ら、人間関係の専門家たちが7つのコツを教えてくれました。

(ALEKSANDARNAKIC VIA GETTY IMAGES)

どれほど仲が良いカップルでも、問題にぶちあたる時はある。

お金の支払いやささいな言い争いから、仕事を失う、病気になるといった大きなことまで、問題の大きさはさまざまだ。

ただ、その問題が原因で別れてしまう人たちがいる一方で、問題を乗り越えられる人たちもいる。彼らはすぐに諦めず、つらい環境でもなんとかして関係を修復しようとする。

彼らがどうやって問題を乗り越えているのか、セラピストや心理学者ら、人間関係の専門家たちがコツを教えてくれた。

1. お互いを責めない

関係が悪くなった時、相手を責めるのは簡単です。しかし相手を責めても、ほとんどの場合返ってくるのは反論で、結局問題は解決しません。

問題をうまく乗り越えられるカップルは、上手くいかない時に、何が問題だったかを考え、「あの時、自分は他に何ができただろう」とか「関係を修復するために、いま何ができるだろう?」と自分自身に問いかけます。

相手が和解を求める、もしくは態度を変えるのを待つのではなく、関係を元に戻すために積極的に行動します。相手を責めないことは、自分は間違っていないと主張することより大切なんです。

2. 難しい時にも、ユーモアを忘れない

「お金のやりくり、子育て、仕事の負担といったプレッシャーや責任を日々感じていると、衝突したり緊張が生じたりすることがあります。

問題を乗り越えられる人たちは、そんな時でも、笑顔やユーモアを忘れません。私がカウンセリングをしてきた人たちは、ケンカがエスカレートした時は、笑顔になったり、「ハグして水に流そう」と言ったりすることで、仲直りしやすくなるといいます。

―― エリザベス・ラモッテ(セラピスト、DCカウンセリング&心理療法センター設立者)

3. 助けを求める

苦しい時間を経験しないカップルはいません。そして、自分だけでは解決できない時もあります。

助けを求めるのは、特に男性にとっては勇気が必要なことかもれません。しかし、経験のあるプロにアドバイスとサポートを求めるか求めないかは、関係の行く末を左右します。

―― カート・スミス(男性専門セラピスト)

4. 傷付きやすさを隠さない

問題を乗り越えられるカップルは、自分の気持ちを隠しません。お互いを信用し、自分が感じている「恐れ」や「希望」といった感情を率直に話します。そして相手はその気持ちを思いやりをもって受け止めます。

ストレスを感じている時には特に、気持ちをオープンしてお互いの考えを知ることが大切です。

―― サマンサ・ロッドマン(心理学者)

5. 「気持ちを察して」と言わない

相手の考えを読み取るのではなく、言葉を使って相手の考えを知ろうとします。つまり、相手が何か言ったときにその言葉の意味を「憶測する」ではなく「質問する」のです。

相手の発言を誤解したり、間違って解釈したりすると、口論やお互い傷つけあう結果になってしまいます。何か言いたくなるのを抑えて、シンプルに「ごめん、きちんと理解していないかも。それがどういう意味なのかもう少し説明してくれる?」と尋ねることで、そういった事態を避けられます。

―― ライアン・ハウズ(心理学者)

6. 問題から目を背けるのではなく、積極的に解決しようとする

一番大切なのは「あなたが問題なんじゃない、私が問題なのでもない。問題が問題。私たちは、一緒にその問題を解決できる」という考え方です。

たとえば、私が担当したあるカップルは、軽い交通事故で違反切符を切られた時に、10分間相手を非難しましたが、その後はお互いに「それぞれ責任があったね」と認めあいました。そして「お互いにマルチタスクタイプであるがゆえに、周りにきちんと注意を払えていないことが最大の原因だ」と、問題の本質に目を向けました。

―― ペッパー・シュワルツ(社会学教授)

7. 前に進みたいという気持ちを持つ

人は、困難な状況の下で一番悪いところが出ます。たとえば浮気は痛みをもたらし、前に進もうとする妨げになります。

なかには、過去に傷つけられた時のことをずっと覚えて心の中でリストをつくり、問題が起きた時に、その過去の痛みのことも持ち出す人たちもいます。

しかし、問題を乗り越えようとするカップルは、過去ではなく、今どうやって自分たちの関係を前に進めるかにエネルギーを集中します。

―― カート・スミス

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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