多くのニューヨーカーと同じように、このハトは良い物件が見つかるとチャンスを逃さない。
CBSニューヨークによると、ジュヌビエーブ・ローマンさんがブルックリンにあるアパートを数カ月留守にしている間に、開いていた窓から1匹のハトが入り込み住みついたという。
4月18日になってローマンさんが家に戻ると、そこにはくつろいだ様子のハトがいた。ハトはパスタ用のざるの中に巣を作り、卵が孵るのを待っていた。メディアによると、時々外に飛んでいくものの卵を温めるために必ず帰ってくるという。
ローマンさんは突然現れたルームメートにアデレードという名を付け、そのまま一緒に暮らすつもりだという。彼女はハトを外に追い出すつもりはないようだ。
ローマンさんは動物保護団体に連絡したが、支援の申し出は何もなかったと、ニューヨーク・ポストに語った。
アデレードは家賃は払えないが、それほど悪い同居人ではないようだ。「アデレードは今までのルームメートたちのように私をイライラさせたりしないし、なかなかいいルームメートです」。33歳の移民弁護士であるローマンさんは語った。
アデレードは今、人間のルームメートのおかげで自分のInstagramページを持っている。
今日最後の投稿です。私の誇りと喜びを皆さんに見てほしい。
そして、無事2羽のひながかえった。
2羽のちっちゃな鳥のひながこの週末かえったことを喜んで紹介します!
CBSは、ハトが「人間にもたらす健康上のリスクは最小限」だとする動物専門家の意見を紹介したが、ニューヨークポストは害獣管理業者の話として、小ぎれいに見えるハトであってもノミや寄生虫を保有している可能性があり、言うまでもなく糞には菌が含まれていると警告している。
しかし今のところアデレードには住む家があり、スペースを共有させてくれる理解ある人間が側にいる。
「馬鹿げていることは分かっています。でも今のところ彼女たちの存在は私の負担になっていません。部屋に糞をまき散らすこともないし。部屋のどこにも糞は落ちていません。ただ巣の上にじっと座っているだけです」
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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