アリアナ・グランデ、慈善公演でテロ被害者を追悼 元「オアシス」メンバーもサプライズ登場 (動画・画像集)

アメリカの歌手アリアナ・グランデが6月4日、自爆テロ事件の被害者を追悼するため、イギリス・マンチェスターで慈善公演「One Love Manchester」を開いた。
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アメリカの歌手アリアナ・グランデ(23)が6月4日、自身のコンサート会場で起きた自爆テロ事件の被害者を追悼するため、イギリス・マンチェスターで慈善公演「One Love Manchester」を行った。

公演にはロックバンドのコールドプレイや歌手のジャスティン・ビーバー、ケイティ・ペリーなど、豪華なアーティストが集結し、会場に集まった観客を沸かせた。ライブの終盤ではマンチェスター出身のバンド・オアシスの元メンバー、リアム・ギャラガーもサプライズで登場し、オアシス時代の曲を披露した。

自身のヒット曲を多数披露したアリアナは、テロ発生時にコンサートで流れていた曲「One Last Time」も熱唱。コンサートの最後には『オズの魔法使い』の劇中歌として知られる「虹の彼方に」のカバー曲を、時折涙ぐみながら感傷的に歌い上げた。

■ライブの模様はFacebookでも生中継された。

■画像集「One Love Manchester 2017/06/04」

アリアナ・グランデ「One Love Manchester」

アリアナ・グランデのチャリティコンサート「One Love Manchester」

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自爆テロ事件は5月22日夜、マンチェスター中心部にあった屋外競技場で起きた。当時、ここではアリアナがコンサートを開いており、事件が起こったのは演目が終わった直後だった。この事件で10代の子どもを含む22人が死亡している。警察当局は、警察当局は、自爆テロの実行犯は地元マンチェスター出身のリビア系イギリス人、サルマン・アベディ容疑者(22)と発表した。

コンサートには、事件当日にコンサート会場を訪れていた子どもたちも招待された。アリアナは3日、事件で負傷したファンたちをお見舞いに病院を訪れている。現在入院中のジェイデン・ファレル=マンさんは、プレゼントを持ってお見舞いに訪れたアリアナとの面会を喜ぶ様子をツイートした。

今回の公演「One Love Manchester」で集まったチケットの売り上げは、テロの被害者やその家族を支援するため、マンチェスター市議会やイギリスの赤十字が合同で設けている「ウィー・ラブ・マンチェスター緊急基金」にすべて寄付される。主催者側は少なくとも200万ポンド(約2億8000万円)を集める見込みだと発表している

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