アメリカ・テキサス州サンアントニオに6月17日、障害のある子供たちも水浴びを楽しめるウォーターパークがオープンした。
このウォーターパークの名前は「モーガンズ・インスピレーション・アイランド」。障害がある子どもも含めてすべての来場者が楽しめる遊園地「モーガンズ・ワンダーランド」の付属施設だ。遊園地内では、車椅子で入ることもできる上、特別な要望があれば、無料で入場できる。
ROBIN JERSTAD/JERSTAD PHOTOGRAPHICS
この「モーガンズ・インスピレーション・アイランド」は、障害のある子供たちを念頭に設計された。
同園は、ゴードンさんとマギーさんのハートマン夫妻が手がけた。夫妻の娘モルガンは、身体と認知に障害を抱えている。
「モーガン・インスピレーション・アイランドと呼ぶことにしたのは、本当にモーガンが、特別なニーズのあるコミュニティを支援するために私たちが進めてきた全てのプロジェクトのきっかけになっているからです」と、ゴードンさんはコメントしている。
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「モーガン・インスピレーション・アイランド」は毎週土曜にオープンする。防水RFID(無線通信の識別システム)が含まれており、親は子供たちがどこにいるかを確認できる。7階建ての灯台があるほか、“レインボーリーフ”と呼ばれる水の遊び場では、冷えに敏感な子供たちを温める温水が出るという。
プロジェクトチームは、プールの専門家や、医師、障害児教育や医療的ケアなどの専門家に相談したほか、地元の教師や保護者、介護関係者の意見も参考にしたという。
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障害のある人は無料で入場できる。
園内には、ピッツバーグ大学と協力して、空気式の防水車いすを備えている。同大学のヒューマンエンジニアリング研究所によれば、この革新的な車いすは10分で充電可能だという。個人用の車いすから防水用の車いすに移動するためのプライベートエリアもある。
すべてのゲストが心配なく楽しく過ごせるように。「モーガンズ・インスピレーション・アイランドは、身体的または認知的なサポートが必要な一人ひとりに、障壁なく、飛びはねて遊べる場所を提供すると約束します」とゴードンさんは語った。
ハフポストUS版に掲載されたものを翻訳・編集しました。
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