橋下徹氏、日本維新の会の候補者に「(名前の)無断使用で刑事告訴」と警告

橋下徹氏は、25日に投開票される横須賀市議補選に立候補している佐藤茂幸氏に対して、「刑事告訴の手続きを執ります」とTwitterで警告した。
時事通信社

前大阪市長の橋下徹氏は、6月21日、日本維新の会公認で、25日に投開票される横須賀市議補選に立候補している佐藤茂幸氏に対して、「刑事告訴の手続きを執ります」とTwitterで警告した。

橋下氏が同じツイートで投稿しているのは、佐藤氏の選挙ポスター。橋下氏の顔写真とともに「橋下徹が全力応援!!」の文字が書かれている。

これに対して、橋下氏は「僕は応援していません。完全な無断使用であり、公職選挙法235条1項違反、虚偽事項公表罪で刑事告訴の手続きを執ります」と警告した。

日本維新の会の担当者は、ハフポストの取材に対して、どのような経緯で橋下氏の写真が使われたかについては「現在、関係各所に対して確認中です」と話している。

橋下氏は2008年に大阪府知事に初当選、「日本維新の会」の母体となった地域政党「大阪維新の会」を2010年に設立して、代表に就任した。「日本維新の会」は2012年に結成され、橋下氏は初代代表になった。

しかし、2015年12月の大阪市長退任に伴って橋下氏は「政界引退」を宣言、同時期に、代表を務めていた「おおさか維新の会」(当時。現在は結党時の「日本維新の会」に再度党名を変更)も退いた。

その後は「私人」としてテレビ番組への出演や講演活動をしているが選挙などの応援はしていない。また、日本維新の会の「法律政策顧問」を務めていたが、5月31日付けで辞任。6月1日から党の「法律顧問」となっている。

朝日新聞デジタルによると、党代表の松井一郎大阪府知事は、橋下氏が「法律政策顧問」の肩書きを外れる理由について、政治的中立性について「誤解を受けるとテレビ局が困る」と伝えられたため、と説明していた。

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