20年以上ずっと一緒に過ごしてきたゲイ・カップルが投稿した一枚の写真が話題となっている。
ニコラス・カルデロさんとカート・イングリッシュさんは1993年3月、左側の写真を撮った。当時ワシントンで開催されたこのLGBTプライドは、コミュニティを可視化し声を届けるために開催された。右側の写真は、左と同じような構図で、6月初旬にワシントンで行われたLGBTプライドで撮影されたものだ。
6月19日、この2枚の写真を並べたツイートは大きな反響を呼び、22日の12時(日本時間)の時点で16万3000回以上リツイートされている。写真には、「“どうせ気の迷いよ”」と添えられていた。
1993年(左)2017(右)
2人は1992年に初めて会った。彼らの歩みは歴史になった。
「私たちが25年間どう続いてきたか気になるって? それはいい質問ですね。私たちの社会の構造は、(同性愛の)私たちを引き離すように作られていますからね」と、ハフポストUS版に語った。
「私たちは、家族や職場、SNS、そして隣人にカミングアウトして、社会のなかでポジティブな変化を促すと決めました。また、アメリカのLGBTの権利に関する団体に参加することも決めました。手間もかかりますし、大変なことでしたが、最後には愛が勝つでしょう!」
若い頃の2人
最近の2人
彼らは、自分たちの物語がこんなに多くの人々に響くとは思っていなかったという。
「私たちは、信じられないほどのリアクションを受けるなんて想像していませんでしたした」と、彼らは言いました。「世界中の人々から寄せられたそれぞれの物語や感想に深く感銘を受けました。みなさんのコメントを呼んで、私たちは何度も涙を流しました」
彼らは、ハフポストUS版に対し「エンターテインメントやメディアの表現で、年を重ねた同性カップルがほとんど出てこないので、自分たちの写真は重要だと思います」と語ってくれた。
「若い人たちには、愛するパートナーをみつけられるということ、そしてその関係は長く続けられる、ということを知る必要があります」
ハフポストUS版に掲載されたものを翻訳・編集しました。
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