【イベント開催】働きかたが多様化する時代に、それでも「会社」は必要か? 先駆者たちと語り尽くす

会社に行かなくてもいい時代が来るのか? いや、やはり会社という存在は必要であり続けるのか?
株式会社マザーハウス/登壇者提供/ハフポスト日本版

ワークライフバランス、副業(複業)、リモートワーク。いま、「働きかた」に対する関心が高まっている。

日本企業の「年功序列」や「終身雇用」が崩壊し、労働に対する人々の価値観が多様化したこと。加えて、インターネットの普及とそれに伴うPC・スマートフォンの普及、またロボットやAI(人工知能)が徐々に実用化されるなど、科学技術の進歩も大きな要因だろう。

しかし、一連の議論で気になる点がある。

それは、議論の焦点が「個人の考え方や価値観」と「労働の制度設計」に偏りすぎているのではないか、ということだ。

もちろん、自分がどう働きたいのかを見つめ、どのような制度を利用するのかを主体的に選ぶことは重要だ。だが、そもそもなぜ、ほとんどの人が会社や役所、非営利団体などの組織の一員として働いているのか? 働きかたを考えることは、会社という組織について考えることでもある。

ハフポスト日本版は、株式会社マザーハウスと共催で、働き方について議論するイベント「『会社』はなくなってしまうのか? 多様化する働き方と、組織のかたち」を開催する。

マザーハウスが2010年から続けてきた"情熱を高め合い、その情熱を実現するために必要な思考を鍛え合う場"、マザーハウスカレッジ。その特別編として、7月7日(金)、7月12日(水)、8月2日(水)の3回シリーズで、「会社」について徹底的に考えていく。

イベントには、マザーハウスの山崎大祐副社長、ハフポスト日本版編集長・竹下隆一郎のほか、2人のゲストを迎える。

第1回(7月7日)のゲストは、サイボウズ株式会社 代表取締役社長の青野慶久氏。最大6年間の育児・介護休暇制度や副業許可など、先進的なワークスタイル改革を進めてきた青野氏に、「会社」とは何かを聞く。

第2回(7月12日)は、前DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集長の岩佐文夫氏をゲストに迎えて議論する。同誌の特集や書籍の執筆を通して、最新のテクノロジーや企業の変化に光を当ててきた岩佐氏に、働きかたや会社のありかたについてたっぷり語っていただく。

第3回(8月2日)は、前2回で聞き手を務める山崎氏と竹下が、「会社」についてイベント参加者の皆さんとともに語り合う。2人にとって、会社はどのような存在なのか。皆、本当に「多様な働きかた」をしたいのか。青野氏や岩佐氏の話も受けて深掘りしていく。

イベント会場は、東京・秋葉原のマザーハウス本店。時間は各回とも20時〜22時の2時間を予定している。参加費は3000円(学割:1000円)。

会社に行かなくてもいい時代が来るのか? いや、やはり会社という存在は必要であり続けるのか?

「働く」という身近なトピックだからこそ、参加者の皆さんと広く議論したい。

【開催概要】

開催日 2017年7月7日(金)、7月12日(水)、8月2日(水)

時間 20:00開始 〜 22:00終了予定

主催 株式会社マザーハウス / ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社

場所 マザーハウス本店(最寄り駅:JR秋葉原駅)

東京都台東区台東1-10-7 ホーザンビル1F

定員 70 名 参加費 3000円(学割:1000円)

※会場内に託児所などはありませんので、あらかじめご了承ください。お子さまの会場内で発生のいかなる事故、事件、ケガなどにつきまして、主催者、会場、出演者は一切の責任を負いません。保護者の方々の責任においてお子さまの保護・管理をお願いします。

※会場には駐車場のご用意はございません。公共交通機関をご利用いただくか、最寄りのコインパーキングをご利用ください。

※車椅子での来場など、会場内の移動に補助など必要な場合は、事前にinfo@huffingtonpost.jp までご連絡ください。

■申し込みはこちらから

■登壇者プロフィール(敬称略)

青野慶久(サイボウズ株式会社代表取締役社長)

1971年生まれ。愛媛県今治市出身。大阪大学工学部情報システム工学科卒業後、松下電工(現 パナソニック)を経て、1997年8月愛媛県松山市でサイボウズを設立。2005年4月代表取締役社長に就任(現任)。社内のワークスタイル変革を推進し離職率を6分の1に低減するとともに、3児の父として3度の育児休暇を取得。また2011年から事業のクラウド化を進め、売り上げの半分を越えるまでに成長。総務省、厚労省、経産省、内閣府、内閣官房の働き方変革プロジェクトの外部アドバイザーやCSAJ(一般社団法人コンピュータソフトウェア協会)の副会長を務める。著書に『ちょいデキ!』(文春新書)、『チームのことだけ、考えた。』(ダイヤモンド社)がある。

岩佐文夫(前DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集長)

1964年大阪府出身。1986年自由学園最高学部卒業後、財団法人日本生産性本部入職(出版部勤務)。2000年ダイヤモンド社入社、DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部に着任。2004年書籍編集局に異動。2012年4月から2017年3月までDIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集長を務める。

山崎大祐(株式会社マザーハウス副社長)

1980年東京生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。大学在学中にベトナムでストリートチルドレンのドキュメンタリーを撮影したことをきっかけに、途上国の貧困・開発問題に興味を持つ。2003年、ゴールドマン・サックス証券に入社。エコノミストとして、日本およびアジア経済の分析・調査・研究や各投資家への金融商品の提案を行う。2007年3月、同社を退社。大学時代の竹中平蔵ゼミの1年後輩だった山口絵理子が始めたマザーハウスの経営への参画を決意し、同年7月に副社長に就任。マーケティング・生産の両サイドを管理する。マザーハウスは途上国でバッグやジュエリーを生産。国内22店舗、香港および台湾7店舗で販売している(2017年6月現在)。

竹下隆一郎(ハフポスト日本版編集長)

慶應義塾大学法学部卒。2002年朝日新聞社入社。経済部記者や新規事業開発を担う「メディアラボ」を経て、2014年〜2015年スタンフォード大学客員研究員。2016年5月から現職。「会話が生まれる」メディアをめざす。

ハフポストでは、女性のカラダのことを語り合う「Ladies Be Open」、つながり過多の時代に自立して生きることの価値を再考する「だからひとりが好き」などの企画が評判を呼んでいる。

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