稲田朋美防衛相は「一刻も早く辞任すべき」 愛知県知事が批判

稲田朋美防衛相について、愛知県知事の大村秀章氏が「一刻も早く、大臣の職を辞するべき」とツイートした。
時事通信社

稲田朋美防衛相が東京都議選の応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言した問題をめぐり、愛知県知事の大村秀章氏が6月29日、「一刻も早く、大臣の職を辞するべき」とツイートした。

大村氏は次のようにツイートを連投。稲田氏が辞任しないのであれば、「国民の政治不信が増すことになると強く指摘させて頂きます」などと訴えた。

稲田氏は27日に板橋区で行った応援演説で、自民党公認候補の実名を挙げたうえで、「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」などと述べた。しかし、この発言は自衛隊の政治利用にあたるのではないかとの批判や、公職選挙法が規定する「地位を利用した政治活動」にあたるのではないかなどの指摘が相次ぎ、稲田氏は同日深夜、発言を撤回した。

野党などは稲田氏に辞任を求めている。共産党の小池晃書記長は28日、Twitterに「南スーダン日報でワンアウト、『森友学園顧問弁護士だったことない』でツーアウト、今回の『自衛隊としてお願い』でスリーアウト、チェンジ!即刻罷免すべき」などと投稿した。

産経ニュースによると、稲田氏は30日午前の記者会見で、「国民の生命、身体、財産、わが国の領土、領海、領空をしっかりと守るべく、いっそうの緊張感を持って防衛相としての職責を果たしてまいりたい」と述べ、辞任しない考えを強調した。

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