「アジア人は泊めない」差別をしたAirbnbホストに、5000ドルの罰金が命じられる

アジア系アメリカ人についての授業の受講や謝罪も命じられました。

「アジア人だから」という理由で、ゲストの予約をキャンセルしたAirbnb(民泊サービス)アメリカのホストに、5,000ドル(約57万円)の罰金支払いが命じられた

命じられたのは、カリフォルニア州ビッグベアー近郊に住むタミ・バーカー氏。罰金に加えて、アジア系アメリカ人についての授業の受講、客への謝罪、地域社会教育プログラムの参加、そして人権団体でのボランティアも課せられた。

カリフォルニア州の公正雇用住宅局の広報ファヒザ・アリム氏によると、同局がAirbnbのホストを罰するのは、今回が初めてだ。

命令を伝える公正雇用住宅局の文書

すでにAirbnbの登録を抹消されたバーカー氏が、部屋を予約していたダイン・スーさんと友人たちが到着する数分前に、予約をキャンセルしたのは2017年2月。

バーカー氏はスーさんに「あなたが地球に存在する最後の人間だったとしても部屋は貸さない」と伝え、その理由を「一言で言えば、あなたがアジア人だから」という人種差別的なメッセージを送った。

Just had an airbnb cancel on me spewing racism

Dyne Suhさんの投稿 2017年2月17日

「アジア人だから部屋は貸さない」と告げるやり取り


スーさんが、涙を流しながら自分の受けた差別を訴えた動画はYouTubeで広がった。

「私たち4人は、Airbnbで1カ月前に部屋を予約していました。ホストの女性に人数をふたり増やせるか尋ねると、彼女は問題ない、その分お金を払ってくれればいいと返事しました」と、スーさんは動画で説明する。

「私たちはスキーをするために、車でビッグベアーに来ました。まさかこんなことになるなんて思っていませんでした。1日中、鉄砲水警報が出ていたので、友達がふたり一緒でも大丈夫か、現金支払でいいのか、金額はいくらなのかもう一度メッセージを送って尋ねたのです」

「するとホストは『宿泊は不可。こんなに忙しい週末に追加できると思っているなんて、あなたハイなんじゃない』と言いました。そして『全部なしにしましょう』と予約をキャンセルしたんです」

泣きながら、差別を訴えるスーさんの動画

「この件をAirbnbに報告する」と伝えるスーさんに、バーカー氏は「あなたがアジア人だから泊めない」と返信。そして「外国人に、この国のことをあれこれ指図させたりしない。そのために、私たちにはトランプがいるんだ」というメッセージを送った。

スーさんは、自分は3歳の時のアメリカに移住してきたアメリカ市民だと語っている。この出来事があった後、公正雇用住宅局に苦情を訴えた。

その後スーさんはFacebookで、人種など様々なアイデンティティを拠り所にした差別は、時にもっとひどい結末になってしまうこともある、差別を受けている人たちの味方になって欲しいと呼びかけた。

「私はスキー旅行で宿泊しようとしただけで差別をされましたが、これまでにも人種差別が原因で、殺されたり、ひどい暴力を受けたりした人たちがいます」

「肌の色が比較的白い東アジア人で、ロースクールの学生で、ミドルクラスで、恋人は異性で、五体満足で、アメリカ市民で、そしてクリスチャンの私でも、差別にあうのです。もう少しマイノリティの要素のある人たちがどんな大変な思いで生きているのか、どうか考えてみて下さい。そして彼らの味方をしてください」

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

▼Airbnbで泊まれるすてきなお宿(画像集)▼


※画像集が表示されない場合は→こちら

注目記事