「Facebookおじさん」をめぐりネット白熱⇒本人登場「長文ですみません(笑)」

「Facebookおじさん」の実態を伝えたネット記事がインターネット上で話題になっている。

「Facebookおじさん」の実態を伝えたネット記事がインターネット上で話題になっている。

SNSにまつわる情報を発信するインターネットサイト「kakeru」が7月25日に掲載した「【筋トレ報告に無差別タグ付け】若者からドン引きされるFacebookおじさんとは」という記事だ。

記事には20代前半の男女4名が覆面で登場し、Facebook上にはびこる「何でこんな投稿するの?」と若者を困惑させるおじさんたちの特徴について話す。

「あるある」とつい納得してしまう一方で、「ここまで言うか…」というちょっとした違和感もある。Twitterにも「ほっといてやれよ」「嫌なら使わなければいいのに」といった"おじさん擁護"の声も相次いだ。

(頑張る"おじさん"のイメージ画像)

4人の若者の対談は、「Facebookおじさんっぽい投稿」の実例をあげながら進んでいく。

筋トレなどを報告する投稿に対しては、「やる意味がほんとにわからない」「反応に困っちゃいます」と指摘。

読む側に「メリットがない情報」を長文で投稿するFacebookおじさんには「アメブロっぽい」「時間返してください感」を感じるという。

女性がちらっと映り込む写真の投稿や、やたらと他の人を「タグ付け」してつながりをアピールする「無差別タグ付け」投稿、「仕事している感」を出すような投稿は、自分の優位性を誇示しているように感じるという。「マウンティングしてる」と厳しいコメントがなされた。

投稿の表現についても、「『(^_^;)』←これのおじさん感すごい!(笑)」と辛辣な会話が飛び交った。

記事は、若者たちからFacebookおじさんへの「Facebookを自己満足のために使うな」「おじさんはもっと距離とってください」という提言で締めくくられた。

この記事を読んだ人からは、Facebookおじさんを擁護する声や、批判している若者たちの発言を疑問視する声が相次いだ。

SNS上でのFacebookおじさんの議論が盛り上がる中、「自称Facebookおじさん」が強い決意をツイートした。

「これからは気をつけて投稿します!」と宣言するのは、段上はり灸整骨院院長の段上 功(@hari9danjiri)さん。

ハフポスト日本版の取材に対し段上さんは、「Facebookおじさんです」と名乗り出てツイートした理由を語った。

——ご自分の普段のFacebook投稿は、記事で指摘された「Facebookおじさん」的行動に当てはまるものがありますか。

1年5ヶ月書き続けているブログのシェアを含め、Facebookには毎日投稿しているので、基本的にはどれも当てはまるかと思います(笑)

中でも長文おじさん・仕事してますおじさんなんかは自分もそうですし、知り合いにもよく見掛けるので「 たしかにそうやな〜 」っと感じました(笑)

——どういった気持ちでそういう投稿をするのでしょうか。

他のFacebookおじさんがどうなのかわかりませんが、僕の場合は、健康に関することや仕事に対する想い、地域や町・お店の情報をFacebookに投稿しています。

「 しっかりと伝えたい 」という想いがその結果を生むのかと思います。

それを上手くまとめて端的に伝えられるといいんですけどね。そこがおじさんなのかもしれません(笑)

——20代男女4人のリアルな声をどう受け止めましたか?

4人の方がおっしゃるように、ブログもTwitterもFacebookもInstagramも、SNSにはそれぞれ違った特性があると感じています。

なので、簡単なつぶやきや筋トレのシェアであればTwitterやInstagram、長文はブログでいう図式はすごく理解ができますし共感することができます。

ですが、SNSは誰でも簡単に「自分を表現することが出来るツール」だと思うので、正直なところ何を書いてもいいと思いますし、それについてどんな意見があってもいいと僕は感じています。

4人の方の意見も、正解でも間違いでもなく「そういう考え方の人がいるんだ」と認識し、意見に関しては尊重すべきだと思います。

自分の気持ちを伝える投稿であっても、その先には目にする「相手」が居るので「読み手の気持ちを考える」ということは頭に入れておいていい部分だと思いますし、それは僕自身も普段最も大切にしている部分でもあります。

そういった意味も含めて、おもしろおかしく黒板を書き、自ずから「 Facebookおじさんです 」と名乗ってツイートしました。

Twitterの個別メッセージで取材に応じてくれた段上さん。

取材の最後に「長文おじさんですみません(笑)」と書かれていた。この気遣いがあれば、あの4人も適切に「距離とって」いると感じてくれるだろうか。

「Facebookおじさん」と「Facebookおじさん糾弾発言」、あなたはどう思いますか?

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