「子ども欲しいかなんて、このご時世に聞くな。なぜなら...」NZの女性新党首がテレビで生反論

ニュージーランドの最大野党・労働党党首ジャシンダ・アーダーン氏(37)が出演したテレビ番組で、子どもを持ちたいかどうか質問され「2017年にそんな質問は不適切」と反論した。
「The AM Show」Facebookより

「子どもを産むつもりかどうかなんて、このご時世に聞いていい質問じゃないわよ」

ニュージーランドの最大野党・労働党党首ジャシンダ・アーダーン氏(37)が出演したテレビ番組で、子どもを持ちたいかどうか質問され「2017年にそんな質問は不適切」と反論した。 BBCなどが伝えた。

新党首に就任翌日の8月2日、アーダーン氏はテレビ番組「AM's Show」に出演。

番組出演者のマーク・リチャードソン氏が「国民はみんな(アーダーン氏が子どもを持ちたい意志があるかどうか)知りたがっているはずだ」と前置きし、彼女に質問を投げかけた。

リチャードソン氏は続けて「普通の企業の雇用主であれば、従業員女性の意志を把握しておく必要があります。もしあなたが首相になれば、国民はあなたの意志を把握しておくべきなのではないでしょうか」と言い、「つまり、首相が産休・育休を取ってもいいと思いますか」と問いかけた。

これに対しアーダーン氏は、リチャードソン氏を指差しながら「2017年にそんな質問をして許されるわけない」と反論した。

彼女は「私自身は政治家として、全てをオープンにしているから(尋ねられても)いい。でも、他の全ての女性に対して、このご時世にその質問に答えろというのは不適切」ときっぱり語った。

続けて、「子どもが欲しいかどうかは個人の選択であって、仕事や機会を与えられる前にあらかじめ決まっているようなものではないでしょう」「男性に同じことを聞くんですか」と怒りをあらわにした。

THE AUTSRTALIANによると、アーダーン氏は元々、子どもが欲しいと公言していたという。

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