築地場外市場の火災、火元はラーメン店か 「伝導過熱」の疑い

東京・築地場外市場で3日夕に発生した火事は、その後の警視庁の調べで現場のラーメン店が火元と判明した。

築地場外市場で起きた火災の現場を調べる警視庁の捜査員ら=4日、東京都中央区 撮影日:2017年08月04日

東京都中央区の築地場外市場で木造の店舗7棟が全焼した火災で、火元が老舗ラーメン店の厨房内だった可能性が高いと警視庁築地署が明らかにした。朝日新聞デジタルなどが報じた。

署は4日朝から現場の実況見分を始め、火元や出火原因を調べていた。署によると、店内の厨房の焼け方が最も激しかった。燃焼状況や従業員の説明などから、出火原因は、スープを作る寸胴(ずんどう)鍋を加熱するコンロから、近くの壁に熱が伝わってこもり、突然発火する「伝導過熱」によるものだったとみられるという。

同店では3日午後、閉店後に従業員らが厨房でスープの仕込みをし、午後4時ごろまでには退店していた。従業員らは「火が消えていたことは確認した」と説明しているという。

築地場外火災、火元はラーメン店か 「伝導過熱」の疑い:朝日新聞デジタルより 2017/08/04 16:59)

築地場外市場の火災は3日夕方、飲食店などが入った建物から火が出て周辺の建物にも燃え広がり、計7棟、約935平方メートルが全焼した。けが人はいなかったが、火が完全に消し止められるまでに約15時間かかった。

この火災の様子を写真で報告する。

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築地場外市場の火災

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