トランプ大統領、自画自賛の「リアルニュース」を配信 ⇒ 「北朝鮮の番組みたい」と話題に(動画)

アメリカのトランプ大統領は、批判的なマスコミを「フェイクニュースだ!」と、こきおろすことで有名だが、ついに痺れを切らしたようだ。

アメリカのトランプ大統領は、批判的なマスコミを「フェイクニュースだ!」と、こきおろすことで有名だが、痺れを切らしたようだ。ついに「リアルニュース」と主張する動画の配信を始めた。

トランプ大統領は8月6日、自分のFacebookに約1分半の動画を掲載した。キャスターを務めるのは、カイリー・マッキーナニー。トランプ大統領の支持者として知られる元CNNの女性コメンテーターだ。

マッキーナニーは「1週間のニュースをここニューヨークのトランプタワーからお伝えします」と話し始めた。4日に発表された雇用統計を紹介し「トランプ大統領は明らかに経済を正しい方向に戻している」と実績を讃えた。

さらに「アメリカ国民の雇用を守るため」として移民を規制する法案を発表したことやベトナム戦争の功労者らを表彰したことなどを伝えた上で「これがリアルニュースです」と動画を締めくくった。

ロシアの介入疑惑や、相次ぐ政府高官の辞任、就任前の言葉と矛盾する17日間もの夏休みを取ったことなど、トランプ政権に都合の悪い話題には一切触れなかった。あまりの自画自賛っぷりに、マクフォール前駐ロシア米大使はTwitterに「私が外国で目にしてきた国営テレビそっくりで不気味だ」と批判した。

日本のネット上でも「リアルニュースって言うより(戦時中の)大本営発表だよねぇ」「まるで北朝鮮のニュース番組みたい」などと話題になっている。

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