いじめ助長するケツバットは廃止?大晦日番組「ガキの使い」の報道を松本人志が否定「どえらいガセやな」

罰ゲームでお尻をバットで叩かれる「ケツバット」の演出が人気
ダウンタウン
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時事通信社

お笑いコンビ、ダウンタウンの松本人志さんが10月5日、公式Twitterで自身の番組の罰ゲームに関する報道について「どえらいガセやな」と否定した。

言及されているのは、日本テレビ系の番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の特別編「絶対に笑ってはいけない」シリーズ。2006年から年越し番組として放送され、恒例となっている。

様々なゲストらがレギュラーメンバーを笑わせ、笑った場合に罰ゲームとして、お尻をバットで叩かれる「ケツバット」の演出が人気となっている。

この演出について、東スポが同日「イジメ助長につながるとの懸念から、同局内でも番組名物のケツバットを自粛すべきではないかなどの意見も出ており、人気番組が様変わりする可能性が出てきた」と報じていた。

「笑ってはいけない」過去の放送とBPO

2013年末に放送された「笑ってはいけない」シリーズの番組について、BPO(放送倫理・番組向上機構)には多くの視聴者からの意見が寄せられ、2014年に日本テレビ側との意見交換を含めた審議を行っている。

この時に問題になったのは"お尻の穴に白い粉を詰めてオナラとともに顔に吹きかけるシーン"、"股間でロケット花火を受け止めるシーン"、"赤ちゃんに扮した男性のオムツ換えのシーン"という「下ネタ」の場面が主だった。

しかし、2017年1月の青少年委員会の中で取り上げられた2016年末の同シリーズ番組について、寄せられた5件の意見のうち「ちょっとやり過ぎなのではという内容もありました」「結構、危ないシーンがありました」との意見が2件あったが、他3件は好意的な受け止めだった。

同委員会では、さらに、類似のバラエティ番組を検証「罰ゲームとしておしりをしつこく繰り返し蹴られるシーンがあった。これはいじめの契機となるのではないか」との視聴者意見について有識者が討論したが、「これ以上の段階に進む必要はない」と結論づけている。

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