小泉進次郎氏、応援演説でまさかの「無言」。なぜ?

聴衆に手を振り続けるだけの時間が、10分以上続きました。
小泉進次郎氏
小泉進次郎氏
時事通信社

自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長が10月11日、千葉県松戸市での衆院選応援で、まさかの「無言」演説を披露する一幕があった。

一体、何が起きたのか。

この日の午後、千葉6区の応援演説のため、JR松戸駅に到着した進次郎氏。西口デッキ下で演説を始めようとしたところ、そのわずか50メートル先の西口デッキ上で、立憲民主党の枝野幸男代表が応援演説の真っ最中だったのだ。

街宣カーに上がった進次郎氏が、聴衆に向かってあいさつすると、2人の声が交錯。枝野氏の演説が耳に入ったようで、「みなさん、今、あそこで枝野さんがやってますから、終わるまで枝野さんの話を聞きましょう」と聴衆に呼びかけ、枝野氏の演説が終わるのを待つ余裕を見せた。

不測の事態に驚きの声が上がったが、進次郎氏は10分以上にわたり、「無言」で聴衆に手を振り続けた。

枝野氏の演説が終わろうとするころ、「立憲民主党の街頭演説を聞いているみなさんにも大変申し訳ありませんが、ぶつかる形になりますけども、今から短くやらせていただきます」と断り、ようやく口を開いた。

自民、立憲民主両党が発表した街頭演説日程では、同じJR松戸駅西口を会場に、進次郎氏は午後3時20分、枝野氏は午後3時30分からで、予定がほぼかぶっていた。

スポニチによると、枝野氏が午後3時44分、先にマイクを握った。遅れること4分、進次郎氏が街宣カーに上がった。千葉県内を中心に回っていた枝野氏に対して、進次郎氏は茨城県からの参戦だったため、到着が遅れたようだ。

演説では、枝野氏が経済格差や貧困の是正を訴えた一方、進次郎氏は働き方改革の実現などを唱えた

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