楽しいクリスマスシーズンが間もなく到来...しかし、ムードを盛り上げるクリスマスソングは、健康に悪影響を与えているかもしれない。スカイニュースがそんな心理学者の指摘を伝えている。
臨床心理学者の、リンダ・ブレア氏は「クリスマスソングは、私たちを陥れていると感じるかもしれません。なぜなら、その歌を聴くと、プレゼントを買ったり、知人とのパーティを開かなければという気持ちに駆られるからです」とスカイニュースに語っている。
アメリカなどでは、家族や友人のためにたくさんのクリスマスプレゼントを用意しなくてはならず、それがストレスになっていると指摘されている。
また、ブレア氏は、クリスマスソングは不必要な衝動買いをもたらす可能性があることを指摘している。それは、一日中音楽を聴かされる店員にとって、より深刻な問題になる可能性がある。
大手ショッピングサイトのイーベイが100人を対象に行った2016年のバイトメトリックス(生体認証)調査で、クリスマスの買い物は「マラソンと同レベルのストレスを与える」という結果もあった。
調査では、参加した買い物客のうち88%が、心拍数が少なくとも1分間に100回を超えていたことがわかった。
この数値は、胸の痛みや息切れ、頭痛などを引き起こす可能性があるという。そして、32分後には買い物のストレスで慎重さを失うようになるという。
調査対象のうち数人は、買い物をしている最中に心拍数が33%上昇、血流が増えて体温が上がるなどの変化があったという。
イーベイはこの調査結果を元に、2016年末、買い物客がストレスを感じない環境を整備した新しいショップを実験的にオープンさせている。
日本のクリスマスには別のストレスが...
一方、日本のクリスマスは、主に若者にとって家族というよりも「恋人と過ごす」日として認知されており、別の意味でストレスをもたらすと指摘されている。
恋愛資本主義への反対を掲げる革命的非モテ同盟(革非同)は、2006年から、ほぼ毎年、「クリスマス粉砕デモ」を開催。2016年にも東京・渋谷でデモ行進を行った。
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