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2017年12月09日 13時58分 JST | 更新 2017年12月09日 14時02分 JST

虚血性心不全、どんな病気? 野村沙知代さんの死因と報道

虚血性心疾患の三大危険因子は...

「2009ユーキャン新語・流行語大賞」授賞式・野村夫人 撮影日:2009年12月01日
時事通信社
「2009ユーキャン新語・流行語大賞」授賞式・野村夫人 撮影日:2009年12月01日

元プロ野球選手・監督の野村克也氏の妻で12月8日に急逝したタレントの野村沙知代さん(享年85)の死因が「虚血性心不全」であったと日刊スポーツなどが報じた。

野村さんの命を奪った「虚血性心不全」とはどんな病気なのか。最近では2016年に、お笑いタレントの前田健さんがこの病気のため44歳の若さで亡くなった。近年ではハイ・ファイ・セットの山本俊彦さん、芸能リポーターの武藤まき子さんらが虚血性心不全で亡くなっている。

虚血性心疾患は、心臓の筋肉(心筋)への血流が阻害されることにより起こる心臓病の総称で、心筋に栄養を送る血管である「冠状動脈」が動脈硬化などを原因として狭くなったり閉塞したりすることで発症する。その結果、心筋の収縮力が弱まり、心不全状態(虚血性心不全)になる。

公益財団法人「日本心臓財団」はサイトで次のように説明している。

虚血性心疾患とは

心臓は1日に約10万回も収縮・拡張を繰り返し、全身に血液を送り出すポンプの役割をしています。この収縮・拡張する心臓の筋肉(心筋)に、酸素や栄養を含む血液を送り込んでいるのが、心臓のまわりを通っている冠動脈という血管です。

虚血性心疾患とは、この冠動脈が動脈硬化などの原因で狭くなったり、閉塞したりして心筋に血液が行かなくなること(心筋虚血)で起こる疾患です。(中略)なお、心筋虚血により心筋の収縮力が弱まると心不全状態になります(虚血性心不全)。また心筋虚血により心室細動など致命的な不整脈を引き起こすことがあります。

公益財団法人「日本心臓財団」より)

また、東京都監察医務院は、虚血性心疾患の因子について以下のように解説している。

虚血性心疾患の三大危険因子は高血圧、糖尿病、高脂血症(総コレステロールや中性脂肪の高値)であり、これに喫煙、肥満、食事、運動不足、情動ストレスなどが加わるとされています。生前に自覚症状があった場合は、診断後の治療によって病変の進行はある程度食い止められたかもしれません。

東京都監察医務院「突然死の中で最も多い急性心臓死」より)