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2017年12月23日 12時38分 JST | 更新 2017年12月23日 12時42分 JST

“相撲協会 vs. 貴乃花親方”の構図にアーサー牧師苦言「ファンは貴ノ岩自身の言葉が聞きたい」

相撲協会と貴乃花親方が見ている世界とファンとが見ている世界が違っている。

AbemaTIMES

21日正午過ぎ、暴力問題の再発防止について日本相撲協会が両国国技館で研修会を開き、三横綱をはじめとする力士や親方など協会員約1000人が参加した。研修後、力士や親方は多くを語らずその場を後にした。

繰り返されてきた相撲界の暴力問題。2007年6月、当時の時津風部屋の親方らに暴行を受けた力士が死亡。2010年には、当時の横綱・朝青龍が本場所中に泥酔した状態で一般人を暴行し引退を表明した。

今回、被害者側である貴乃花親方の対応を巡っては、相撲協会や横綱審議委員会からの批判が強まっている。北村正任委員長は"横審全体の意見"として「1人の親方であり執行部の理事であり、この親方が執行部メンバーである責任をまったく放棄している」と非難した。

20日に開かれた理事会で、貴乃花親方は被害者・貴ノ岩関から聞き取った内容の報告書を提出した。ところがその報告書には一切触れられないまま理事会は進み、ある理事会メンバーが「この報告書の説明はないのか」と発言してようやく全員が目を通し、八角理事長は「貴乃花親方から何かありますか?」と説明を促した。しかし貴乃花親方は「出したものを見ていただければ」と答えたという。

関係者によると、貴乃花親方の対応は「前回の理事会で、貴乃花親方が口頭で説明しようとすると、他の出席者からさえぎられてなかなか発言の機会が与えられなかった」ことが背景にあるとみられている。一方の協会は「貴乃花親方が出した報告書に理事会ではあえて触れず、貴乃花親方の意見を封じようとしたのではないか」との思惑があると理事会メンバーは語った。

元横綱・日馬富士による貴ノ岩への暴行から、貴乃花親方と相撲協会の対立に発展しているこの問題。『けやきヒル'sNEWS』では、アーサー・ホーランド牧師が「相撲協会と貴乃花親方が見ている世界とファンとが見ている世界が違っている」と苦言を呈した。

「貴乃花親方は協会に対して色々な疑問があって、僕は両者にうまくやってほしいと思うけど、相撲を見ている側・ファンからすると貴ノ岩が大丈夫なのかが一番気になる部分。牧師の立場だと"弱い者"に対して目を向けていくが、今回一番被害を受けているのは貴ノ岩だから、彼がどういう状況なのか自分の言葉で聞かせて欲しいというのが正直なところ」

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貴乃花親方と相撲協会の対立ではなく、暴行事件の被害者である貴ノ岩関が表に出てこないことを指摘するアーサー氏。また、両者の対立については「ビジネスでもそうだけど、組織の中には色んなことがある。組織の人間として話し合ってコミュニケーションを取って欲しいが、外にいる僕たちがそれを見ても何もできない。うまくやってほしいだけ」と語った。

相撲協会は、28日の臨時理事会までに貴乃花親方の聞き取り調査を行ったうえで処分を検討するとみられている。

(AbemaTV/『けやきヒル'sNEWS』より)

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(2017年12月23日「AbemaTIMES」より転載)