コアラが“はりつけ“に。愛護団体が写真公開「最悪の出来事だ」

なぜこんなひどいことができるのか...
コアラ・レスキュー・クイーンズランドの公式サイトより

※記事中に死んだコアラの写真が掲載されています。

オーストラリア東部のクイーズランド州の公園で1月10日、柱に張り付けられたまま死亡しているコアラが見つかった。コアラの愛護活動に取り組むNPO団体「コアラ・レスキュー」が、Facebook上で明らかにした。

「コアラ・レスキュー」は、Facebookで死んだコアラの写真を公開。小屋の柱に抱きついたような姿が写っている。

「このかわいそうなコアラは、ねじで柱に張り付けられたまま、死んでいました。はりつけらた時に、すでに死んでいたのかはどうかは不明です」と説明書きを加え、犯人に結びつく手がかりを知っている人がいたら、自分たちの団体か警察に連絡するよう呼び掛けた。続く投稿で、豪王立動物虐待防止協会(RSPCA)に調査を依頼したことも報告した。

BBCは、RSPCAの話として、犯人は動物虐待の罪に問われる可能性があると報じた。

RSPCAは、現場のある地域を管轄する自治体にコアラの死体の引き渡しを求めており、広報担当者はABCニュースの取材に対して「何が起きたのか詳細を明らかにするため、コアラの体を検視する必要がある。信じられないほど気分を害する行為だ」と答えた。

「コアラ・レスキュー」のクイーンズランド代表も、コアラに対する非道な行為はこれまでにも目にしたことはあっても、これほど残酷なものはなかったと説明。「私が活動に携わった10年間で、最悪の出来事だ」と犯人を糾弾した。

現場の近くには道路が走っており、同団体はコアラが車にひかれた可能性にも言及している。

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