静岡県教育委員会は1月29日、生徒の転入学手続きを行わなかったり、無断で遅刻や早退、職員会議への欠席を繰り返したとして、県立静岡中央高の理科担当の男性教諭(44)を26日付で停職1カ月の懲戒処分にした。
男性教諭は2013~2016年度に生徒約80人分の転入学や科目履習の手続きを行っていなかった。2017年は、無断で計4回遅刻・早退し、職員会議や打ち合わせも計23回欠席、日常的に学校側の指導に従わない状態で、勤務時間中にグラウンド脇で横になることもあった。
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静岡新聞によると、記者会見した県教委の渋谷浩史理事兼教育総務課長は「地方公務員の服務規律に反する行為が積み重なった。資質に問題があり、過去に前例のない懲戒案件」と説明した。
男性教諭は同校に勤務して5年目で、無断での早退などを繰り返したとして2013年3月に厳重注意、同年9月に文書訓告の処分を受けている。
県教委教育総務課の後藤氏は、ハフポスト日本版に対し、このタイミングで処分に至った理由について「事実確認して、職員が弁明する機会も持とうとしたが、教育委員会の事情聴取にも応じなかった。これ以上は待てないと判断した」とコメント。停職処分後の対応について「学校に戻るのではなく、男性教諭に研修を受けさせる予定で、どういった態度で受けるのかによって、さらに重い処分も検討する」とした。
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遅刻や早退などによって男性教諭がいない場合の職務は、他の職員がフォローしていたという。