高梨沙羅が銅メダル、目に涙を浮かべながら悔しさ語る「まだ金をとる器ではない」(平昌オリンピック)

「ソチオリンピックからの4年間、悔しい思いをバネにここまで来た」
Kai Pfaffenbach / Reuters

平昌オリンピックは、ノルディックスキー・ジャンプ女子ノーマルヒルの競技が2月12日にあり、高梨沙羅(21=クラレ)が銅メダルに輝いた

向かい風、追い風、刻々と天候が変わる過酷な条件の中でも、2014年のソチオリンピック(4位)の雪辱を果たし、見事メダルを手に入れた。

高梨は2回目のジャンプで103.5mをマーク。1回目と合わせた合計得点は243.8点だった。

2回目のジャンプの着地後、高梨は笑顔でガッツポーズ。チームメートの伊藤有希と抱き合った。

Dominic Ebenbichler / Reuters
Kai Pfaffenbach / Reuters
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優勝はマーレン・ルンビ(ノルウェー)、2位はカタリナ・アルトハウス (ドイツ)だった。

競技終了後、高梨はNHKのインタビューに応じ、目に涙を浮かべながらこう語った。

「目標にしていた金メダルには届かなかったんですが、最後の最後に渾身の、ここにきて一番いいジャンプが飛べた。なにより日本のチームのみんなが下で待っていてくれたのがすごく嬉しくて。結果的には、金メダルをとることはできなかったですけど、自分の中でも記憶に残る、そして競技人生の糧になる、すごく貴重の経験をさせていただいたと思います」

「ソチオリンピックからの4年間、悔しい思いをバネにここまで来たつもりではいるんですけど、やはりまだ自分は金メダルをとる器ではないとわかりましたし、まだまだ競技者としてもっと勉強していかなきゃいけない部分もたくさんある。周りの先輩たちから、いろいろなことを学んで成長していきたいなと思います」

日本勢は伊藤有希が9位、岩渕香里が12位、勢藤優花が17位だった。

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