羽生結弦、気迫のフリーで金メダル引き寄せた 「ケガとも戦った4分半」 【フィギュア男子】

4回転ジャンプに4回挑んだ。
JPhoto credit should read ROBERTO SCHMIDT/AFP/Getty Images
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ROBERTO SCHMIDT via Getty Images

平昌オリンピックは大会9日目の2月17日、フィギュアスケートの男子フリープログラムがあり、羽生結弦が206.17点を記録。16日に行われたショートと合計で317.85点だった。羽生は、男子金メダルを獲得した。

(Photo by Valery Sharifulin\TASS via Getty Images)
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ショートを1位で終えた羽生は、最終グループのトップ滑走者としてリンクに登場すると、割れんばかりの大きな歓声が会場を包んだ。

陰陽師・安倍晴明にちなんだ平安時代風の衣装に身を包んだ羽生は、映画「陰陽師」のテーマ曲「SEIMEI」にのせて4分間半のフリープログラムを滑走した。

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最初に跳んだのは4回転サルコー。見事に決めると大きな拍手が。続く4回転トーループも見事に決めた。

ジャンプの基礎点が1.1倍になる後半には、4回転サルコーと3回転トーループの連続ジャンプに成功。しかし、続くトーループで大きくバランスを崩した。

その後のトリプルアクセルから3連続ジャンプを決めた。最後のジャンプ、トリプルルッツで少し体勢が乱れたが、なんとか堪えて最後まで見事に滑りきった。

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Valery Sharifulin/TASS
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感極まったような表情でフィニッシュを迎えると、会場は大歓声。「くまのプーさん」のぬいぐるみが大量に投げ込まれた。

右足を負傷し、約4カ月のブランクを経て挑戦したオリンピック。4分半に及ぶフリーを見事に滑り終えた。NHKアナウンサーは「怪我とも戦った4分半だった」とし、「やるべきことをリンクで見せてくれた」と羽生を讃えた。

表彰台に上がった羽生は、弾けんばかりの笑顔で会場に手を振った。名前が呼ばれると、一番高い表彰台で深々とお辞儀をし、目には涙を浮かべた。

Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images
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