「殺すぞ」と暴言を吐いた今村岳司市長、辞任決まる。兵庫県西宮市

退職金を3割減額する条例案が提出される前に辞職願を出していた。
暴言の経緯を記者会見で説明する兵庫県西宮市の今村岳司市長=1月5日、同市
暴言の経緯を記者会見で説明する兵庫県西宮市の今村岳司市長=1月5日、同市
時事通信社

兵庫県西宮市議会は2月20日午前、本会議を開き、今村岳司市長(45)の辞職に同意した。今村市長は、21日午前0時に辞職することになる。

市議会事務局によると、出席議員37人のうち退席した1人を除く全会一致だった。

朝日新聞デジタルによると、今村市長は1月、仕事始め式で市長選への不出馬を表明した。読売新聞の男性記者が直後に事実関係を確認した際、「殺すぞ」などと暴言を吐いていた。

任期満了の5月15日まで務めると辞職を拒否していたが、2月19日になって20日付の辞職願を市議会議長に提出していた。

毎日新聞によると、市議会は当初、定例会冒頭に今村市長の退職金を3割減額する条例案を議員提案すると決め、採択される見通しだったが、「辞職により効力が生じなくなる」として提案自体を見送った。

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