政治
2018年02月21日 09時34分 JST | 更新 2018年02月21日 09時37分 JST

西宮市長辞職の今村氏「さようなら」「私人ですので、マスコミからの接触もいっさいお断り」

自身のブログで表明

朝日新聞社
今村岳司市長の辞職に全会一致で同意した西宮市議会=市役所議会棟

西宮市長辞職の今村氏「マスコミお断り」 ブログで発信

西宮市議会が今村岳司市長(45)の辞職に同意した20日、今村市長は体調不良を理由に議場に姿を現さず、ブログで辞職や今後について発信した。

市議会は市長の新聞記者への暴言問題を受け、市長の退職金を3割減らす条例案を議員提案することで調整していた。しかし、今村市長が19日に退任願を出したことから、20日の議会運営委員会で条例案の提案を見送ることした。

本会議では採決前、無所属の四津谷薫市議(62)が「退職金の減額の条例に対抗するための辞職であることは明らか」などと主張し退場。その後、全会一致で市長の辞職が同意された。

本会議後、田中正剛議長(42)は「選挙で選ばれた立場だから、進退は然(しか)るべき場で市民に公表するべきだった。残念の一言」と語った。

今村市長はこの日夕方、自身のブログで、市議会が「私の退職金を減額するという議案を提案する予定にしていたこと」などを辞職の理由と説明した。

また、市議会に対し、「市政に瑕疵(かし)なく、罪を犯したりしたわけでもないのに、議会が私の退職金について議論することには、なんの道理もありません。そもそも市長と議会は対等ですので議会が市長に対して懲罰を行う立場にありません」などとつづった。

今後については、「永遠に西宮ファンであり続けますが、二度と政治や選挙に関わることはありません」「完全に私人ですので、マスコミからの接触もいっさいお断りします」と書いた。

市長選は、議長が市選挙管理委員会に辞職の申し出を通知した翌日から50日以内に行われる。この日の議運委で田中議長が24日に市選管へ通知することでまとまり、市長選の日程は4月8日告示、同15日投開票になることが濃厚になった。(吉沢英将、宮武努)

■今村岳司氏のブログ

(一部を抜粋、表記は原文のまま)

【任期満了を待たずに辞職することについて】

ほんらいの任期は五月中旬までありましたが、三ケ月を残しての辞職することにしました。本日の議会で私の辞職が承認されたことを以てこのコメントを発表しています。

西宮市議会が、私とマスコミの騒動についての決議や私の退職金を減額するという議案を提案する予定にしていたことが辞職の理由です。マスコミと同じレベルにまで堕ちた西宮市議会に失望しましたので、最後の定例会を前に辞職することを決めていました。

記者に暴言を吐いたから辞職とかその責任をとって辞職とかではまったくありません。(中略)

市政に瑕疵なく、罪を犯したりしたわけでもないのに、議会が私の退職金について議論することには、なんの道理もありません。そもそも市長と議会は対等ですので議会が市長に対して懲罰を行う立場にありません。(中略)

公正な情報伝達が期待できないマスコミを通じて情報発信することは、市民が正確な情報を知る権利を著しく損ないますので、このように直接発信します。記者会見や取材対応などするつもりはいっさいありません。(中略)

いくら市議会議員やマスコミが私を貶めようとも、私と西宮市役所と西宮市民が四年間で成し遂げた改革と成果は誰にも侵すことはできません。彼ら以外の西宮は、その成果をじゅうぶんに理解しています。その意味で、任期満了を待たずに辞職することについての悔恨はありません。私はただただやり遂げた仕事への達成感と、共に闘った西宮市役所の仲間たちと西宮市民への感謝を胸に、ひとりで市役所の裏口から出て行きました。

【最後に】

私はこれで政治家ではなくなります。(中略)永遠に西宮ファンであり続けますが、二度と政治や選挙に関わることはありません。(中略)

完全に私人ですので、マスコミからの接触もいっさいお断りします。(中略)

政治家今村岳司とお付き合いいただいたみなさま、さようなら。これまでほんとうにお世話になりました。

(朝日新聞デジタル 2018年02月21日 07時31分)

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