ウイスキーの「ジョニーウォーカー」に女性版が登場 「男性と女性、これから一緒に歩んで欲しい」

あの有名なロゴも女性になりました

世界的に有名なウイスキー「ジョニーウォーカー」の女性版が誕生した。名前は「ジェーンウォーカー」だ。

ジョニーウォーカーといえば、シルクハットをかぶって歩く男性のロゴで有名なスコッチ・ウイスキー。

ジェーンウォーカーにも、同じようにシルクハットをかぶって闊歩する女性が描かれている。

ジェーンウォーカーは3月にアメリカ限定で販売される。

3月はアメリカの女性の歴史月間であり、国際女性デーもある。ジョニーウォーカーを製造・販売するイギリスのディアジオ社は、女性消費者を増やすために、この月にあわせてジェーンウォーカーをしかけたとみられる。

「ジェーンウォカーは私たちの新しいアイコン。女性の権利前進を祝います。一歩一歩、私たちは前に進む」

ジョニーウォーカーの副社長ステファニー・ジェイコビー氏はブルームバーグに「スコッチというお酒は、特に女性にとって近付き難い存在と思われています。この機会に、ぜひ女性にもスコッチを知ってもらいたい」と語る。

同社はアメリカで250,000本のジェーンウォーカーを販売する予定で、1本につき1ドルを女性支援団体に寄付するという。

ジェイコビー氏によると、ディアジオは商品だけでなく社内でも女性の存在感を強めていく予定だ。同氏はブルームバーグ紙に、女性の取締役を4月に5割に増やす予定だと語っている。

また、今回は期間限定だが、3月以降にジェーンウォーカーがなくなるわけではなさそうだ。ジェイコビー氏はこう述べる。

「私たちは、ジェーンウォーカーをジョニーウォーカーの最初の女性版だ思っています。闊歩する男性と女性が、これから一緒に歩んで欲しいと思っています」