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2018年03月05日 11時33分 JST | 更新 2018年03月06日 18時54分 JST

辻一弘さん、アカデミー賞受賞。メイクアップ部門で日本人初。ゲイリー・オールドマンの特殊メイクを手がける

「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」の特殊メイクで3度目のノミネートを果たしていました。

FilmMagic
メーキャップ&ヘアスタイリング賞を受賞した辻一弘さん(左)

アメリカ・ハリウッドで3月4日に開かれた第90回アカデミー賞の授賞式で、日本人アーティストの辻一弘さんが、日本人で初めてメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。辻さんは「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」で特殊メイクを担当した。

辻さんはこれまで2度ノミネートされていたが、初のアカデミー賞受賞だ

映画.comによれば、日本人がアカデミー賞を獲得したのは、2009年・第81回の滝田洋二郎監督作「おくりびと」と、加藤久仁生監督作「つみきのいえ」以来、約9年ぶり。

個人としては1993年・第65回の「ドラキュラ」の故石岡瑛子さん以来、約25年ぶりの快挙となった(科学技術賞、名誉賞、特別賞を除く)。

 

■辻さんが担当した映画は?

「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」は、ゲイリー・オールドマンがイギリスの政治家、チャーチル首相を演じた歴史ドラマ。3月30日から日本で公開される。

辻さんはオールドマンから「(メイクが)あなたでなければ出ない」と熱烈なオファーを受けて特殊メイクを担当した。朝日新聞デジタルによると、今回のメイクでは、開発と試作に約6カ月間を費やしたという。


辻さんは京都市出身。高校生からメイクを学び始め、ハリウッドに渡った。大ヒット映画「メン・イン・ブラック」をきっかけに世界にその名を知られることになったが、2012年にハリウッドから退き、現代美術の分野に転向していた。