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2018年03月05日 19時35分 JST | 更新 2018年06月30日 11時26分 JST

そばかすに、まだらな肌…「ありのまま」のマネキン作った英ブランドに賞賛の声

ボディポジティブ!

イギリスのファッションブランド「ミスガイデッド」が、多様性を象徴したマネキンを採用することになった。

ブランドの公式Instagramで2月24日、公開された4体のマネキンがこれだ。

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通常のマネキンと違うのは、そばかす、ストレッチマーク(肉割れや妊娠線)、褐色に白斑のまだら肌などの特徴をそのまま再現しているところだ。ビジャブを纏ったマネキンもある。

4体それぞれが、肌の色、身体のサイズ、宗教などの個性をそのまま表現し、「ありのままに美しさ」に目を向けてほしいという思いが込められている。

ハフポスト・UK版によると、ミスガイデッドはこれまでにも、水着のモデルのストレッチマークを消さずにそのまま公開するなど、今までファッション界で行われてこなかった新たな試みを積極的に取り入れている。

このマネキンは、ミスガイデッドが現在掲げるキャンペーン、#KEEPONBEINGYOU (自分らしくいよう)の一貫だ。同ブランドはこのキャンペーンを通して、「自分の欠点や不完全さを肯定し、常に自分らしい生き方を模索しよう」というメッセージを発信している。

この投稿に対してフォロワーからは、「素晴らしい取り組み...」「よくやった!」「プラスサイズのマネキンもあるといいな」といった称賛のコメントが溢れた。

■「痩せていること」=「美」の方程式に疑問

なぜ、このようなマネキンを作ったのか。

背景には、世界のファッション業界で広がる「ボディ・ポジティブ」というムーブメントがある。これは自分の身体のサイズや肌の悩みを、もっと肯定的に捉えようという考え方だ。この動きがたくさんの人に勇気を与え、社会の仕組みを変えようと行動する人も出ている。

News1

2017年7月には、マネキンの体型は「やせすぎ」だとして、 韓国でデモが起きた。実行者の女性団体は記者会見で、「おかしく歪められた痩せたマネキンの体が、さも正解のようにあちこちで展示されているのを見るたび、女性は"私の体はおかしいんだな"という惨めさと罪悪感を抱く」と話したという。

また5月にはフランスで、極端に痩せているモデルたちの活動を禁止する法律が施行された。痩せすぎのリスクを負うモデルたちの健康状態を守ることや、拒食症などの摂食障害を防ぐためだ。

一方日本では、こうした動きはなかなか浸透していない。ファッションブランドの店頭には、身長170cm以上のマネキンがずらりと並ぶ。マネキンが着ている服を試着しても、自分には合わず、買うのをやめた経験がある人もいるだろう。

また、マネキンや雑誌のモデルのような"理想"の体型を追い求めるあまり、専門家が「生理が止まるレベル」と問題視する「シンデレラ体重」を目指して過度のダイエットに苦しむ人もいる。

今回のマネキンは、ありのままを美しさや個性を認めることで、ファッション界が陥りがちな行きすぎた美の追求に一石を投じようとしているのかもしれない。

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