声優・緒方恵美、エヴァ新作の質問するファンに困惑 「絶対に言えませんし言いません」

「...もう、許してください。 お願いします」

アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の碇シンジ役などで知られる声優の緒方恵美さんが3月16日、ファンに向けて切実な「お願い」をTwitterに記した。

緒方さんがTwitterで「仕事がある」とつぶやくたび、『エヴァ』の新作ではないかと思い、詳細を尋ねる一部のファンがいるようだ。

こうした質問について、緒方さんは困惑した様子で「...もう、許してください。お願いします」と呼びかけた。その上で、「万が一あったとしても、解禁日までは絶対に言えませんし言いません」などとつづった。

緒方さんの投稿に対し、「エヴァ好きですがいつもそういうツイ見ていたら正直うんざりしています」「エヴァしか仕事ない人扱いはねぇ」「代表作が余りにも存在感有りすぎる故なのでしょうね」などといった声がでている。

■『序』公開からおよそ10年、いま「シン・エヴァ」は...

「エヴァンゲリオン」公式サイトより

1995~96年のテレビシリーズを皮切りに劇場版も公開され、「エヴァンゲリオン」シリーズは社会現象にもなった。アニメ放映から20年以上を経た今も、世代を超えて愛されている。

2007年からは作品の「リビルド」として、新たに映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズを展開。4部作の予定で『序』(2007)『破』(2009)『Q』(2012)が公開された。

最終章の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:II』はタイトルとイメージボードが発表されているが、公開日は未定。現在のところ「鋭意制作中」となっている。

庵野秀明監督が率いる「スタジオカラー」は、これまでにもTwitterで『シン・エヴァ』について触れているが、詳細は明らかにしていない。

庵野監督は2015年4月1日、カラー公式サイトで次のように書いている。

2012年12月。エヴァ:Qの公開後、僕は壊れました。

所謂、鬱状態となりました。

6年間、自分の魂を削って再びエヴァを作っていた事への、当然の報いでした。

(中略)

そして、2015年。旧エヴァの放送から20年後の今、すでに2年以上もお待たせしている、シン・エヴァンゲリオン劇場版の完成への実現に向けた作業も、なんとか進められています。僕の周囲の方々、そしてアニメファンの皆様が、再び完結に向かうというモチベーションを支えてくれているからです。本当に、感謝します。

そして、皆様から、シン・エヴァの公開まで今しばらくの時間をいただければ、幸いです。

2016年7月19日、庵野監督は映画『シン・ゴジラ』完成報告会見に出席した際、『シン・エヴァ』の制作が遅れていることについて「エヴァンゲリオンのファンの方には、本当に本当にお待たせしております。本当にすいません」と謝罪している

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