ロシア・西シベリアにあるケメロボのショッピングセンターで3月25日に発生した火災。少なくとも64人の死者が確認されている。うち41人が子どもだという。
これまでの捜査で、火災発生時にショッピングセンターの非常口がふさがれていたことが判明。火災が通知されたあとに、警備員が「火災報知器のスイッチを切った」という。この警備員や、火災安全を担当していた職員などを含む5人が逮捕された。
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タス通信によると、映画館や遊戯施設がある4階が出火元とみられているが、出火原因については錯綜し明らかになっていない。
火災が起きた日は多くの子どもや家族連れがセンターを訪れており、館内にいた多くの子どもらが逃げ遅れ、犠牲になった。
この火災で亡くなった13歳のマリア・モロズさんは、ソーシャルメディアで最後のメッセージを残していた。
「私たちは火事にあっています。私はみんなを愛しています。多分これでさよならです」
ロシア国内では、ショッピングセンターや現地行政当局への非難の声が高まっている。27日には市民ら数千人が抗議デモを行った。
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ウラジーミル・プーチン大統領は27日、ケメロボの火災現場を訪問。
犠牲者や遺族に追悼の意を表し、火災の原因は「過失や不注意」によるものと批判し、関係者の責任を厳しく追及する考えを示した。