「私のミス、私の責任です」FacebookのCEO、対策不足を謝罪へ 

公聴会の証言書面が公表された
警察官にエスコートされながら、上院議員との会議に向かうザッカーバーグ氏(4月9日、ワシントンD.C.)
警察官にエスコートされながら、上院議員との会議に向かうザッカーバーグ氏(4月9日、ワシントンD.C.)
Alex Wong via Getty Images

フェイスブック(FB)の会員情報が不正流出した問題。マーク・ザッカーバーグCEOが現地時間4月10日、11日に米議会公聴会で証言する

公聴会に先立ち、ザッカーバーグ証言の原稿が公表された。

原稿によると、ザッカーバーグ氏は「FBが有害な形で使われることを、運営が防げなかったのは明らか」だとしたうえで、「問題はフェイクニュースや海外からの選挙妨害、ヘイトスピーチ、そして開発者とデータのプライバシーにまで広がっています」と現状認識を示している。

そのうえで、「私のミスでした、ごめんなさい。FBを始めたのは私、運営してるのも私、だから起きたことの責任も私にあります」と、謝罪している。

今後FBは、セキュリティや広告管理を強化するために、議会と協力していく用意があるとしている。

フェイスブックについては、2016年の大統領選でトランプ陣営が利用していたイギリスの選挙コンサル会社「ケンブリッジ・アナリティカ」が、最大で8700万人分の利用者データを不正に利用したことが明らかになっている。

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