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2018年04月10日 09時56分 JST | 更新 2018年04月10日 10時02分 JST

 南スーダン日報、止まらぬ「発見」防衛省幹部「情けないとしか言いようがない」

「こんなことでは、防衛省の内部調査が全く信用できないという話になる」

Asahi

「恐らくまた出る」 南スーダン日報、止まらぬ「発見」

 探し尽くしたはずの文書が、この日も出てきた。自衛隊イラク派遣時の活動報告(日報)の問題を抱える防衛省は9日、今度は南スーダンPKO派遣時の日報が新たに見つかったと発表した。参院決算委では与野党問わず追及が続き、「恐らくまた出る」との声も出た。

 「情けないとしか言いようがない」。防衛省幹部の官僚は9日夕、頭を抱えた。「イラク派遣の日報をめぐる対応もお粗末だが、南スーダンPKOの問題は昨年の特別防衛監察で決着がついていたはず。こんなことでは、防衛省の内部調査が全く信用できないという話になる」

 南スーダンPKOの日報をめぐる昨年3~7月の特別防衛監察では、陸上自衛隊の約15万2千人が監察の対象になったほか、統合幕僚監部の約500人、内部部局の約350人も対象となった。昨年7月に防衛監察本部が公表した監察結果によると、このうち過去に南スーダンPKOの日報データを保有していたのは陸自で178人、統合幕僚監部で10人、内部部局で6人とされていた。

 なぜ情報本部が監察の対象から外れたのか。防衛省によると、南スーダンPKOの日報の情報公開請求の際に、文書の探索対象から外れていたためだという。

 情報本部の二つの部署の共有フォルダーに電子ファイルで保管されていたが、担当者は「行政文書として登録されていなかった。適切な取り扱いではなかった」という。「今後もほかの部署に絶対にないとは言えない状況」(防衛省幹部)となってきた。

(朝日新聞デジタル 2018年04月10日 05時04分)

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