LINDBERG 渡瀬マキさん「機能性発声障害」の診断受けたと公表 闘病への決意つづる

「きちんと治療をすることが、今、私に出来る最善」
2009年04月25日のLINDBERG復活ライブで歌う渡瀬マキさん
2009年04月25日のLINDBERG復活ライブで歌う渡瀬マキさん
時事通信

LINDBERGは4月11日、ボーカル・渡瀬マキさんが、医師に「機能性発声障害」と診断され、歌えない状態だと公式サイトで発表した。

発表によると、渡瀬さんは以前から体調不良を訴えていたが、ファンに心配をかけないよう公表しないで、治療に専念してきた。しかし、心配の声がSNSや手紙で届いており、このまま黙っているとさらに、そうした声が高まると判断して、このタイミングでの発表に至ったという。

渡瀬さんは、回復に向かっているが、まだ歌える状況ではない。ただ、メンバー4人全員が、ライブや新しい作品づくりに前向きで、いまは「出来る事から少しずつ形にしていこう」と考えているという。

渡瀬さん自身も、公式サイトでコメントを発表。体調について、次のように綴った。

「昨年より体調を崩しておりました。この不調はなんだろう?と思いながらも仕事をしておりましたが、段々と身体が弱っていき、いつも苦しくて、何も楽しめなくなってしまい、眠れない食べれない頭痛、吐き気の日々が続きました」

「そして喉に違和感を感じ始め、ふとした何気無い会話も苦痛になってしまいました。その後も喋ろうとすればするほど声が出ない事が続き、色んな病院で色んな診察をうけて『機能性発声障害』と診断されました」

渡瀬さんは、そのうえで次のように訴える。

「体からのサインはとても重要です。みなさんもどうぞそんな時は自分を大切にしてあげてください。そして近くにそんな人がいたら、励まさず、優しさで見守ってあげてください」

現在は試行錯誤しながら治療をしており、昨年とくらべて「とても良くなってきている」という。

いまは「なんでもない日常が、とても幸せ」という渡瀬さん。今の心境をこう綴った。

「『早く治せるように頑張ります』と書くことはやめておきますね。とにかく、焦らずに頑張らずに、きちんと治療をすることが、今、私に出来る最善の事だと考えるようにしています」

渡瀬さんは、次のようなファンへのメッセージで文章を締めくくった。

「どうぞ自分を大切にしてあげてね! 元気でいてね! 会える日を楽しみにしてるね!」

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