「いなくて、ずるいですよ…」 草なぎ剛、大杉漣さんお別れ会で声を震わせる

「僕はまた漣さんとお芝居したいです!」
時事通信社

草なぎ剛、大杉漣さんお別れ会で声を震わせる「いなくて、ずるいですよ...」

タレントで俳優の草なぎ剛が14日、東京・青山斎場で、2月21日に急性心不全のため亡くなった俳優・大杉漣(本名・大杉孝=おおすぎ・たかし)さん(享年66)のお別れ会『さらば!ゴンタクレ』に参列。弔辞を読み「こんな風に漣さんをお話するなんて思っていなかったです。何と言っていいかわからないじゃないですか」と別れを惜しみ「僕はまた漣さんとお芝居したいです!」と声を震わせた。

大杉さんと『僕の生きる道』『任侠ヘルパー』『スペシャリスト』『嘘の戦争』など数多くの作品で共演した草なぎ。「漣さんいなくなってもう2ヶ月ですね。そっちの生活はどうですか。たぶん漣さんのことだから、すぐみんなと仲良くしているんでしょうね。残された僕らはそのまま時が止まって、整理がつかず、本当困ったもんですよ。どうしたらいいかわからないしさ」と今の心境を吐露した。

漣さんのことを時折思い出すようで「もういなくて、ずるいですよ、本当に。なんか何度も何度も悔やんで、どうして漣さん早すぎるよって、何度も何度も問いかけて、最後はあの低い声で笑って漣さんの笑顔が残るだけなんだよね。本当にずるいよ」と別れを惜しんだ。

最後に「またみんなで楽しいことしましょうよ。僕はやっぱりまた漣さんとお芝居したいです。ドラマとか映画とか舞台とかやりましょうよ。そしてまた漣さんが連れてってくれた海でギター持ってさ、一緒に好きな歌うたいましょうよ。それまでしばらく待っていてくださいよ。大杉漣さん、心からご冥福をお祈りします」と声を震わせた。

大杉さんの戒名は「優月院漣奏球孝信士(ゆうげついんれんそうきゅうこうしんじ)」。「月を見て偲びたい」「漣は親しんだ芸名」「球は愛したサッカー」「孝は生まれたときからの名」という思いで、月、漣、球、孝を希望したといい、これに「優しい人柄であり、俳優の"優"を」「表現する・演奏するの"奏"」を加えたという。月の光のように穏やかに輝いていたという意味も込められた。

お別れ会にはビートたけし、浜田雅功、加藤茶、遠藤憲一、田口トモロヲ、光石研、松重豊、中村獅童、水谷豊、斎藤工、椎名桔平、稲垣吾郎、松村邦洋、尾野真千子、泉ピン子、関ジャニ の村上信五、友近、三宅裕司、笹野高史らが参列した。

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